第3章 戦国時代のX'mas ~準備編~
「えっと、考えてきたのは……広間にクリスマスの飾り付けをして、豪華な料理を並べて、簡単な遊びをして、みんなでプレゼント交換する。っていうのなんですけど、このプレゼントを一人一つ用意してください。」
「プレゼントは高価なものじゃなくていいです!これを、誰がどのプレゼントを貰うかを、くじ引きで選ぶんです!だから、誰に当たってもいいようなプレゼントを選んでくださいね♪」
「飾り付けも、いろいろ作ったりするんで、皆さん協力してくださいね♪料理は陽菜がいろいろ作るって言ってます。」
その言葉にピクリと政宗が反応する。
「一人で作るのか?俺も手伝ってやるぜ。」
「本当!?政宗が手伝ってくれると助かるよ!全部クリスマス料理にしちゃうと、見馴れないもので、皆が食べにくいかもしれないから、少しだけクリスマス料理を作る予定なの。あとは普段の宴で並ぶような料理にしたくて……」
「なるほどな。よし!なら、普段の料理は俺にまかせろ。」
「ありがとう!政宗!」
「じゃあ、料理は陽菜と政宗にお願いして、飾り付けですけど……」
その後、いろいろ姉妹からの説明を聞いた武将たち。
全員が納得して、1ヶ月後にクリスマスパーティーが開かれることになった。
武将たちは軍議があるため、広間から出た姉妹は
「「楽しみだね~♡」」
既にルンルン気分
「陽菜、あと1ヶ月だから、頑張って完成させるよ!さっそく今日からやりはじめるよ!」
「うん!お姉ちゃん、よろしくお願いします!!」
そして、部屋に行き、家康にプレゼントする羽織の作成にとりかかった。
のだが………
「ちょっと!そうじゃないって!!」
「えっ?……っ痛!!………うぅ…何が違うのーー?」
かなり厳しく、姉に教えてもらっていたのだった。