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【血界戦線】紳士と紅茶を

第5章 終局


※R18





「んっ、ぁっ! ん、あ、……っ!」
「カイナ……あまり、動くと、私も……」

 腰を抱え、下から揺さぶられる。

「あ、やだ……っ、ぁ……あ……!」
 最初は自制してたクラウスさんだけど、だんだん抑えが効かなくなってきたらしい。
 腰を上げ、私を浴室の壁に押しつけるようにし、足を開かせ存分に抉りだした。

「んっ!あ……、ぁ、あっ……!」
 重力と愛液の滑りで、雄が徐々に奥に入り込む。
 勢いをつけて身体を持ち上げられるたび、秘部から頭の奥までしびれが走った。

「カイナ……感じるかね……?」
「は……は、い……っ! 気持ちイイ……ぁ……っ、もっと……!」

 ねだれば、それだけ力強い穿ちになって返ってくる。
 シャワーから出続ける湯と、ぐじゅぐじゅと、無茶苦茶にかき回される音。

「……っ……あ……クラウスさん、ぜんぶ、はいった……?」
 涙目で聞くと、息を荒げ余裕を失った顔のケダモノがうなずいた。
「とても心地良い……カイナ。もう少し、強く、動いて構わないだろうか……?」
 もう十分、強いと思うんだけど……息が上がって、判断出来ない。

「ん……は、はい……。っ!? ――っ! や、っ、ん……!」
 途端に、激しい突き上げが来て、壁にドンと背をぶつけてしまう。
「す、すまない……! だが……」
 謝りつつも、一向に抑える気配無く、激しく身体をぶつけてくる。

「ぁ、ぁ、ぁ……っ!、やぁ、…すご、い……あ、当たって……!」
 当たってるとか生易しいもんじゃない。マジで内臓に行くんじゃ無いかと思ってしまう強さ。
 しつこいくらいのキスと甘噛み。背中を支えられ、肩を噛まれたかと思うと、抜くほどに腰を持ち上げられ、一気に落とされる。
「……ぁっ! あ、あ…やぁ……!」
「カイナ……っ!」

 シャワーの音と、身体がぶつかる音と、情けない自分の声。
 突き上げられるたび目がチカチカする。気持ち良すぎて、何も分からない。
 愛液だけがダラダラこぼれ、浴室の床に落ちて流れていく。

「や、だ! イッちゃ……」
「構わない……私も………」

 それ以上は言葉を交わさず、獣みたいに互いの舌を貪った。

「ん……んー…っ…、ぁ……――!」

 瞬間に達して、目の前が真っ白になる。

 クラウスさんはずっと私にキスをしていた。


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