第1章 轟君について
次の日、先生に聞いてみると一様轟君も在席はしてることになってるらしく私が代表でついていくことになった。
幼稚園帰りになり轟君のお家に着いた。
私はすぐさま気がつく。ああ…またあの声がする。先生に待っていて!と伝え私はある場所へと走る。
『はっ、はっ…今日もいた』
「へっ…?」
私の目の前にいるのは何だか凄くおめでたい髪色の少年。
左右色の違う髪の毛、片方が赤色でもう片方だ白色だ。
しかしまるで赤色を嫌がったかのようにその半分…赤色の方の顔は大きな火傷のあとがあった。
『…今日も泣いてる』
「…っ」
ぐしぐしと目を擦る少年…多分この子がしょーとくん…だと思う
『なんで泣いてるの?』
「…なんで僕に話しかけてきたの…?」
『え?』
「…いっつも遠くで見てただけだった…」
『…我慢できなくなったの』
「え?」
『もう我慢したくないと思ったから…。』
私はぽふり、と男の子の頭に手をのせるグリグリと撫でているとぽかん…とした顔はすぐさま真っ赤になった。
『あ。照れた?』
「てっ…てれてなんかっ…」
『…泣いてる顔じゃなくなったね』
「へっ…」
『今日からは私がまもってあげる!だからもうなかないで…』
「…っ」
『泣かないでよぉ…』
「これは…っ…違うから…っ」
『ほわっ』
いきなり私に抱きつき首もとでグリグリと頭を押し付けられる。少しくすぐったい。
『あはっ…あひっ…こしょばいよっ…』
「やっ…離れたくない…」
『…大丈夫だよぉ…私のお家すぐそこなの!遊びにおいでよ!』
「…父さんがゆるしてくれない…」
『むむっ…遊んじゃダメって?』
「うん…」
寂しそうな顔をする…
『…なら!私が助けにいくね!』
「え…」
『だって私と…えっと…お名前しょーとくんでいいのかな?』
「え。うん…僕はとどろきしょうと…」
『うんしょーとくん!そう!私としょーとくんにとってその人はわるものです!だから私がしょーとくんのヒーローになるよ!だから大丈夫だよ!』
轟「っ…うん!」
そこで初めて笑顔をみたきがする。
すると後ろからは大きな影が私たちを覆い、私は驚き後ろに振り向く。