第3章 マネージャーなのに。
待合室の前に立ってドアを開けようとすると、後ろから誰かが抱きついてきた。
『うわぁ!!何!?』
JH「俺だよ~」
『ホ...ホソク?』
ホソクのどこか寂しそうな声。
気になって後ろを振り返ろうとするとホソクの腕の力が強まり動けない。
すると、私の肩にホソクが頭をのせてきた。
『どしたの...?』
JH「...」
『えっと...』
珍しい...
ホソクはいつも笑顔で、すごく優しくしてくれて、私はそんなホソクに甘えすぎてるんだけど...
『何かあったの...?』
JH「...」
どうしよう...
さっきの事も、本当は私が悪いのにみんなが庇ってくれて...
私はマネージャーなのに...メンバーがこんな風になっててもどうすればいいのか...
ーーーーもう、分かんない。
『っ...』
JH「!?ユリノ...?」