第3章 マネージャーなのに。
『ホソク...離して』
JH「...どうして?」
『私は...一緒にいてもなにもできない...!』
そうだ。
私はメンバーに迷惑ばかりかけてる。
みんなと一緒に住んでるのに、悩みを聞いてあげることも出来ない。
JH「ユリノは、たくさん頑張ってるよ」
『頑張ってない...!だって、ホソクの悩み...聞いてあげれないし、朝も、私のせいで遅れたのに...』
JH「...」
『私は...みんなに迷惑しかかけてない...!私はマネージャーとしてみんなを...』
そう言いかけた時、ホソクは私の肩から頭をあげて正面から抱きしめてきた。
『っ...ホソク...?』
JH「ユリノのこと、迷惑だなんて思わないよ」
ホソクの声は、みんなとふざけている時のホソクとは別人みたいに落ち着いていた。
JH「ユリノが最近元気ないから、ジミンと心配してたんだ。それに、心配してるのは俺たちだけじゃないと思う。」
そんなに顔に出てたかな...
JH「ユリノは悩むことないよ。だって十分マネージャーなんだから。それに、これからずっと俺たちと一緒にいるんだし焦らなくていいよ」
『ホソク...』
こんな私が、みんなと一緒にいてもいいの?
私、みんなに迷惑じゃないの?
たくさん聞きたいことはあるけど、今はいい。だって"十分マネージャー"って言ってくれただけで気持ちがすっきりしたから。