第3章 禁断の果実
部屋の中に薄暗い月明かりだけが差し込む
俺の狭い寝室。
そこにぽつんと置いてある、1人用の
紺色のベッド。
その上にそっと、まるで割れものを扱うように
優しく横たわされた。
その俺の上に覆いかぶさるようにして、潤さんが
ベッドの上に乗った…その事でベッドがぎしっと卑猥な音をたてる。
やっぱり、1人用のベッドに男2人が寝るには大分狭いな…。
けれど俺は、狭いということを気にするよりも
潤さんとの距離が今まで以上に近い事に、心臓が破裂しそうだった。
「ほ、本当に…するんですよね?」
潤「智はやっぱり嫌…?」
「そんな事は…ない、ですけど」
潤「だったら目を閉じて? 全部俺がリードするから」
潤さんが蕩けそうになる声音でそう囁くから
俺は、自然と目を閉じて潤さんを受け入れた。
最初は唇に…。
「…ん、ぁ…んっ、ぅ、は、ぁ」
何度も何度もキスを交わす。
そして、その温かい唇は俺の首筋に…。
「…んっ、ふっ」
首筋にも何度もキスを落とされる。
時にちくりと痛みが走ったけど、そんなの気にしていられなかった。
次に、俺のシャツの下から潜り込んだ潤さんの
左手がそれを捲りあげて、胸の小さな蕾を露わにした。
その蕾は、潤さんの手でぐりぐりと
弄ばれる…。
最初は快感なんて生まれなくて、くすぐったかっただけだったのに…潤さんに、それを舐められたり抓られたりすると甘い刺激に変わっていった。
「は、ぁ…んっ、や、そこ…ばっ、かり…」
潤「そんな風に感じてくれると、ここはこれから
開発しがいがありそうだ…」
そう言って不敵に笑った潤さん…。
その胸の小さな蕾を弄んだ後は、ゆっくりと下降していった。
俺のジーンズのボタンとベルトを外し、
下着を残したままジーンズだけを取り払うと、ベッドの下へ落とした。
潤「凄く魅力的だ…」
「は、恥ずかしい…っ、」
潤さんの視線は、俺のタイトな下着から
浮き出る中の肉棒に釘付けだった…。