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Love Distorted 【気象系BL】

第1章 嫉妬狂乱




智「そうだ、誕生日プレゼントありがとう
凄く嬉しかった」

「喜んで貰えたなら、嬉しいよ」

智「もうひとつ、かずから貰ってもいい?」

「…なに?」

智「俺、かずが欲しい…恋人になってくれる?」

あの後、智は寝ていたみんなを起こし
無理やり帰らせると、お風呂を洗って、
2人で入ろうと言ってくれた。

今は、広い湯船の中に、智に後ろから
抱かれるようにして湯に浸かっている。

後ろの傷はちょっと染みるけど、
智がいるからそんなの気にならないんだ。

…翔さんにはちゃんと説明しなくちゃな。

智「かず?」

「あ、うん…全部あげるよ、智に」

智「ホント? 俺、結構独占欲強いよ?」

「えぇ?」

智「だって、翔くんといるかずを見て
本当に頭がどうかしそうだったんだから」

「なんか嬉しいよ、智にそんな事言われるなんて」

セフレだった時には、そんな事微塵も感じさせなかった。

そんな智が本当は、独占欲の塊だったなんて。
つい最近までの俺に知らせてやりたいくらいだ。

智「かず、お尻大丈夫?」

「うん、大丈夫…って、そんなに触らないで…っん」

智は、俺の傷の心配をしながら
いやらしく揉んでくる。

「あ、っん…だ、めっ」

智「じゃあキスは?」

お尻を揉んでいた手が、俺の顎を捉えた。
智の優しそうなその瞳に吸い込まれるように、
俺は智の口元に顔を寄せた。

「好きなだけして…?」

智「ふふ♪ 可愛いんだから…」

「ん、ふっ…あ、は、っん…んん」

依存して、依存される関係。
俺が望んでいたものよりも、大分重苦しくて
縛られるような関係…。

俺たちの愛は、こういう愛なんだ。



【END】














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