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12色のアイ

第6章 可愛い人ですね!?


一織side

「約束……ちゃんと守ってくれる……?」
彼女の濡れた唇が動く。
「もちろん」
私は小鳥のような軽いキスを彼女の瞼の上に落とした。
「い、一織くんは17歳の高校生でしょ…?でも、私は20歳だから、時々不安になるの…」
「どんな風に?」
「高校には私より若くて可愛い子がたくさんいるでしょ?一織くんかっこいいし、私、いつか捨てられちゃうんじゃないかと思って、大和さんに相談したの……」
ポツリ、ポツリと彼女が言葉を紡いでいく。
「そうしたら、こんな格好して一織くんの部屋に行ったら、一織くんにどれだけ愛されてるか分かるって言われて……」
「それで部屋にいたんですか?」
「うん……」
殆ど半泣き。
目は涙が溜まってキラキラ輝いているし、声も鼻声になっている。
私は手に持っていたスマホをベットの上に放り投げた。
そして、彼女の身体を上げ私の上に座らせた。
「あなた、バカなんですか?」
「なっ…!ば、バカはないでしょ……!」
「こら、声が大きい。人に聞かれてしまいますよ……」
チュ、と最初は軽く、そしてだんだんと深くキスをした。
不機嫌そうだった彼女の声も甘くなっていく。
「ん……私は、そんな簡単な気持ちで誰かとお付き合いしたりしませんよ」
「……本当に?」
「ええ。私にはあなただけです。年の差なんて関係ありません」
「でも……」
「それに、あなたほど可愛らしくて、守りたいと思えるような存在は居ませんから」
彼女の目から一筋の涙が零れた。
私はそれを舌でぬぐい、またキスをした。
「んっ…ふ、も、まって……!」
「何ですか?」
唇を離すと、彼女は私から目をそらしながら「約束…守ってくれるんでしょ?」と言った。
きっと彼女は私の気持ちを理解してくれだんだと思っておくことにした。
私は、彼女の腰を掴み激しく深く中を突いた。
歓喜の悲鳴がすぐ目の前で聞こえてくる。
「はあっ、好き、ですよ……一言では足りないくらい」
「ひ、あ、くぅ……もっと、いって……!」
私の首に腕をまわしながら彼女がそう懇願する。
「く、はぁ…好きですよ、百合……」
彼女の中が一気に締まる。
「わ、たしも……すき、い、おり……!」
「くっ……!」
ずっと張り詰めた状態だったせいか、余り時間が経っていないのにも関わらず2人揃って絶頂を迎えた。
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