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12色のアイ

第6章 可愛い人ですね!?


〜ピロートーク〜

「……ん……」
「おや、もう起きてしまったのですか?」
「ん……今何時?」
「9時です」
「そっか………あの、一織くん……」
「どうかしましたか?」
「昨日の本当に撮ってない?」
「撮ってないですよ。約束したじゃありませんか。それとも何ですか、そこまでして撮られたくない理由でもあるんでしょうか?」
「……別に、どうせ撮るならあんなぐちゃぐちゃの顔じゃなくて綺麗な方がいいでしょ……」
「私は、あなたのトロトロに溶けて気持ちよさそうにしている顔、好きですけどね」
「も、そういうこと言わないで……恥ずかしいから……」
「元はと言えば、あなたが夜這いして来た事がきっかけですよね」
「ぅ………」
「分かりました。そんなに気になるのなら私のスマホ、確認していいですよ」
「うん…………え」
「何かありました?」
「え、うそ、これ、私の寝顔……」
「はい。あまりにも可愛かったので何枚か撮りました」
「だって、撮らないって……!」
「最中は撮ってませんよ?何か問題でも?」
「ぅ……一織くんの意地悪……」
「ふふ。そんな私も好きでしょう?」
「し、知らないっ!」
「ふふ。本当に可愛い人だな」
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