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12色のアイ

第29章 ばかになった愛はこれから


百side

「百合ちゃーん、大丈夫?お風呂入れる?」
「ん、ぅ……」
「あーら……少しやり過ぎちゃったか……」
頬を軽く叩いても、身体を揺すっても起きない彼女。
軽く拭きはしたけど、お風呂に入った方がいいだろう。
「かぁわいいんだよなぁ……」
ふにふに。ほっぺをつつく。
柔らかくて丸い頬。
オレはこのほっぺの虜だった。
オレのを咥えさせた時、ほっぺが歪な形に膨らんで、先端がやわい熱に包まれるあの感触。
ついつい思い出して、勃ちそうになってしまう。
「そろそろ喉でイけるようになったりしないかなー」
イけたらイけたで可愛い。いやらしい。
でも、無理強いはしたくない。
確かに最初は無理強いだった。力付くだった。
けど、それはそうしないとどうにもならなかったからで。
別に無理矢理が好きなわけじゃない。
抵抗されるよりも、喜んで受け入れられる方がオレもユキも好きだ。
「もうだいぶ慣れたよねー」
ちゅ、と涙の痕にキスをする。
海の味がする。セックス中によくする味。
「あー……」
あとどれくらい寝たら彼女の身体の疲れは取れるのだろうか。
それまでオレの理性は保つのか。
「ん……」
ごろりと彼女が寝返りを打つ。
掛け布団がずれてくっきりと歯形がついた肩が見えた。
「あーー」
だめだ。
そう思った時、もう身体は動いていた。
布団をはいで、馬乗りになって彼女の口を塞ぐ。
そのまま舌も絡めて彼女が大好きな甘ったるいキスを続けた。
「ん、んぅ、ん!んむっ、は、もも、さ……!」
「あ、ん、おはよ、ごめんね、百合が、ふ……ん、かわいくて」
キスをしながら彼女の脚を持ち上げる。
そして太腿に滾ったオレのを差し込んだ。
「ぅ……やわらか、きもち……」
彼女の中とか違う柔らかさ。
中の方が断然滑ってて、熱くて気持ちいいけど、たまには素股も悪くない。
負担もかかりにくいし。
「んっ、あ、あ、ぁ、ふぅっ……!」
「ん?……あ、はは、ココ、いい感じに擦れるんだ」
太腿に出し入れする時にクリトリスが擦れるらしく、彼女も喘いでいる。
「も、もさ、ほし、ここ、さみしいよぉ……!」
すりすりと白い手が腹をさする。
「だーめ。ユキが帰ってきたら、ね……」
「や、やぁっ……!なんで、ほし、ちょーだい……!」
「もう。いい子にしてたらご褒美、あげるよ」
そう耳元で囁きながら、彼女の肌を白で汚した。
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