• テキストサイズ

12色のアイ

第28章 君の音に染められて


千side

「スカート、脱がすよ。腰上げて」
ぎこちなく上げられた腰を支えながら、タイトスカートを脱がす。
仕事着にしわが付くのはまずいことは知っているから丁寧に床に置く。ついでに、シャツもストッキングも脱がせて下着姿にする。
「……楽しそうだね」
「そりゃあね。誰だってプレゼントのラッピングを解くのはすきでしょ?」
「プレゼントって……」
そんな柄じゃないし。とそっぽを向く彼女も可愛い。
「プレゼントだよ。だって、この下着、僕のために買ってくれたんでしょ?」
「ちっ、ちがっ」
「はいはい。違くない」
必死に否定する彼女を軽くあしらいながら、下着越しに胸を揉む。
ぴくり、ぴくり、と震えているから快楽は拾えているみたい。少し安心した。
「下着、脱がしていい?」
カリカリとホックに爪をかけながらお願いする。
「……ん」
微かな返事とほぼ同時にホックを外す。後で攻防戦になっても面倒だから下も脱がしちゃおう。
「うっ、いきなり……ばか」
やっと見ることができた彼女の身体。あまりにも目に毒で天井を向いて深呼吸をした。
「さわるよ」
マシュマロみたいな柔らかな胸に手を伸ばす。
許可なんて取ってる暇なかった。
優しく揉んで、時折赤く色づく先端に触れる。
小さく跳ねる彼女が可愛くて、熟れた先端が美味しそうで。
「ひんっ……!」
つい口に含んでしまった僕は悪くないと思う。
噛みたい衝動を必死にこらえて、舌先で転がす。
段々と声が漏れてきて、胸から下へとツーッと舌を滑らす。
彼女の脚を掴んで広げる。
頭上から何か声が聞こえるが、興奮しきった僕には届かなかった。
そこを親指で広げると、女性特有の興奮した匂いと共に蜜が零れた。
その甘美な光景にゴクリと喉を鳴らして、誘われるように口を近づけた。
「いやっ、だめ、きゃんっ」
味なんて無いはずなのに甘く感じる。
誰にも触れさせたことのない場所に僕が触れることを許されている。
嬉しくてたまらなくて、一心不乱に蜜を啜り、陰核をついばむ。
「ひうっ、あ、あ、すっちゃ、やぁ……!」
その甘い嬌声を聞きたくて少し強く吸うと、彼女はガクガクと腰を揺らしながら絶頂した。
口を拭いながら顔を上げると、
「う、うぅ……ひっく……」
泣いていた。しかも号泣。
サーッと血の気が引いていった。
興奮して理性が綺麗に飛んでいた。
この涙は見たくなかった涙だ。
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp