第27章 好奇心は猫をも殺す

ぴたり。
さっきまで激しく愛してくれていたのに、いきなりモモの動きが止まった。
「ぇ、ぁ……？」
頭はもう気持ちいいことしか考えられなくて、思考回路がうまく回らない。
とにかくモモに動いてほしくて、力が上手く入らないなりに一生懸命モモを締め付けた。
はやく、ちょうだい。
モモが欲しい。
そう媚びるように、きゅう、きゅうと。
「も、どうし、ひあぁ！？」
頸に痛みが走る。
ふーふー、というモモの荒い息が聞こえてきた。
「はぁ……はは、噛まれてイっちゃった？きゅうきゅうおねだりなんてしちゃって……でも、ちょっとかわいすぎかな」
いつもと全然違う低い声。
見なくてもわかる。
このモモはいつもの天真爛漫なかわいいモモちゃんじゃない。
目の前の女を貪るただの男だ。
それがわかってしまった途端、ぴくぴくと身体が震えて甘イキしてしまう。
「ずっとイきっぱなしだ。かわいい、ねっ！」
「ひ、ああぁﾞぁﾞ！！」
ごちゅごちゅと奥を突かれる。
長いストロークで浅いところにある敏感な場所も刺激されてしまう。
もう立ってるのかわからないくらい気持ち良くて、頭がふわふわして、おかしくなりそうだった。
「ももっ、すき、あっ！きもち、あうぅﾞっ！ひ、あ、きもちぃ…！」
「はっ、は、オレも、気持ちいい…かわいい、かわいいね…かわいいから、もっと酷くしちゃおうか」
色香を帯びた声に恐怖を感じる。
「だっ、だめ、だめぇ…！」
「なんで？もっと気持ち良くなるだけだよ？頭真っ白になってオレの事しか考えられなくなるの」
「だめ、も、もどれなく、ひんっ！なっちゃうぅ…！」
「あﾞーー、かわいい。ごめんね、酷くするから」
「だ、だめだめだめ、あああぁﾞぁﾞ！！」
モモの息が、モモの熱が、モモの声が、モモが与えてくれる全てが気持ち良くてもうダメだった。
目の前がチカチカする。
今までにない程の絶頂の予感に身体が強張る。
「あっ、あゔ、きちゃ、すごいの、きちゃうからぁ…！」
「うん、いいよ。オレもそろそろ……いっしょに、ね？」
「ひうゔっ！あ、あ、あ、も、だめ、ひ、〜〜〜〜〜〜っっ！！！」
あまりの絶頂に身体が曲がる。
中にいるモモを思いっきり締め付けたせいで、よりモモを近くに感じてしまい絶頂が長引く。
勢い良く引き抜かれたモモのから熱い精液が放たれ、お尻にかかる。
それがマーキングされているみたいで嬉しかった。