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12色のアイ

第27章 好奇心は猫をも殺す


「ま、待って、待ってモモ!」
「どこでしようかなー。寝室のドアでいっか!」
「話を聞いて!!」

恨むぞ数分前の私!!
好奇心旺盛なのも大概にしろ!!
って怒っても、もう後の祭りか……。
してみたかったのは本当だし、少し楽しみな気持ちはあるけど……けど!!
「待ってよモモ〜〜〜!!」


昨日は、久しぶりに高校以来の友達と会った。
彼女は半年ぶりに彼氏が出来たらしく、彼のことを嬉しそうに話していた。
「それでねー、彼が立ちバックしたいって言ってきてー」
「た、立ちバック……?」
「知らない?立ちバック」
……それからは未知の世界だった。
私なんか正常位だけでいっぱいいっぱいになるのに、そんなに感じる体位があるなんて……。
怖い。けど、
「興味、出た?」
という友達の問いかけに、コクリと頷く事しかできなかった。


「ほら、もう覚悟決めて?百合ちゃんが言い出したんだよ?」
「そ、だけど……」
私はもう下着姿でドアの前に立たされている。
背中にモモの体温を感じて、心拍数が上がる。
「仕方ないなー、こっち向いて?」
「何、モ……んむっ、ふ、ぁ……」
食べられているかのようなキス。
いつもは軽く触れてから、舌をそっと入れてくるのに、こんな性急なの初めて。
舌を絡められて、吸われて、背筋がゾクゾクと震える。
頭がとろけて何も考えられなくなっていく感じが気持ちいい。
脚が少し震えてきたところで、モモの唇が離れていってしまった。
「ぁ……」
「そんなにもの欲しそうな顔しないの!……ベッドの上でまたあげるから」
言外にドアの前でしたあと、ベッドでもすると宣言されて顔が熱くなった。
ブラジャーがたくし上げられ、胸が零れ落ちる。
モモの熱い手が胸を掴んで優しく、官能的に揉みしだく。
「あっ、あ、あ、ひんっ、そんな、揉んじゃ、やぁ……!」
「おっぱいすっかり感じるようになったもんね。胸だけでイってみる?」
ふるふると顔を横に振る。
「じゃあ、おっぱいとココでイこっか」
モモの手が素早くショーツに潜り込み、勃ち上がったクリトリスを摘む。
「ひうぅ!!あっ、きもちっ、それ、ああっ!」
「うーん、ちょっと感じすぎかな。期待してる?たくさん濡れるのは良いことだけど、今からこんなんだと後がキツいよ?」
大丈夫?
心配してるような言葉をかけてくるくせに、手つきは容赦無かった。
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