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12色のアイ

第26章 今日から夫婦になります


千side

「おっと……」
ついに立っていられなくなった彼女を倒れる寸前で支える。
そのまま腰に手を添え、お姫様抱っこをした。
酷い有様になっている床は見なかったことにして、僕の腕の中で荒く息をする彼女の額にキスを落とす。
「ベッドに連れて行ってあげるね」
これから起こることが彼女にとってどんなに甘美で辛いことでも、もうやめてあげる気は起きなかった。
くつり、と笑みが零れる。
一人の女性にこんなに惚れ込むなんて、昔の僕からは想像もつかなかった。
もしタイムスリップできるのなら昔の僕に教えてあげたい。
彼女を愛することの幸せを。
そんな事を考えていたらあっという間に寝室についた。
ベッドにそっと彼女を横たえ、着ていた服を脱ぎ捨て、馬乗りになる。
僕の身体を見て顔を真っ赤にする彼女。
何度も見ているのに反応がいちいちうぶで可愛い。
「服、脱がせるよ。ほら、バンザーイ」
素直にばんざいをした彼女の服を脱がせる。
ワンピースも下着も何もかも。
「うん。やっぱりこっちの方がいいね」
僕よりも丸くて柔らかい身体を指でなぞる。
「こっちの方が綺麗だ」
驚いたような顔をして口をぱくぱくさせる彼女。
餌を求める鯉みたいで面白くて可愛くて、ついキスをしてしまった。
柔らかい唇、小さな舌、甘い唾液を堪能しながら、もうすっかり硬さを取り戻した自身をぐちゃぐちゃの秘部に擦り付ける。
「……いい?」
いいのは分かってる。
でも、彼女の口から僕を求める言葉を言って欲しかった。
いくら求めても求められても足りなくて、足りなくて、どんどん貪欲になってしまう。
これが恋の恐ろしさか。
「ぃ、よ……」
蚊の鳴くような小さな声。
それでも自分から脚を開いて求めてくれた事が嬉しい。
感謝の気持ちを込めて唇にキスを落とし、中の感触を堪能するように埋めていく。
「うぁ……あぁ、く、ふぅっ……」
「あー……いい、最高。やばいな、何回でもできそう」
動く許可も貰おうかと思ったけれど、彼女の中が魅惑的すぎてその考えは一瞬で砕け散った。
「ああ゙!ひっ、あ!らめっ、そんな奥、とんとんだめっ!」
「嘘つき。奥突く度にすっごい締まるけど?」
「うそっ、うそっ!ちが、ぅああぁぁ!」
大体僕があんなにポルチオ開発したのにだめなわけないだろ。
つい嘘ついちゃうの可愛いけど、今日はだめ。
「嘘つく悪い子にはお仕置きだね」
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