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12色のアイ

第26章 今日から夫婦になります


千side

ごくり。唾を飲み込む。
目の前の赤く染まった頸に噛みつきたい衝動を必死に抑える。
左手は胸を揉みながら、右手はワンピースの裾をめくる。
ショーツの上から優しくそこをなぞる。
少し濡れて、温かくて柔らかい。
「脱がせていい?」
「ぅ、あ……ほんとに、ここでするの…?」
「うん」
ぴくぴく、と身体を震わせている彼女をじっと見つめる。
ベッドの上の方が楽だろうけど、こういうのも一度してみたかった。
普段とは違う場所でする背徳感。
彼女がキッチンに立つ度に今日のことを思い出すと思うとゾクゾクした。
「ね、脱がせていい?」
「んぅ……でも……」
「お願い」
そんなにここでするの嫌なのかな。
でも、さっきからだんだんと濡れてきてるし、嫌ではない?
「大丈夫。たくさん良くしてあげるから」
「そ、ゆこと、じゃなくて……」
「ここで一回」
声に吐息を混ぜながら耳元で囁く。
「ベッドで一回」
指先で焦らすようにショーツを撫でる。
「お風呂場で一回」
先端には触れずにやわやわと胸を揉む。
「その後は抱きしめあって寝ようか。ね?僕のかわいい奥さん」
ぴくぴく。また彼女の身体が跳ねる。
少し強めに秘部を触るとぐちゅりと音がした。
「僕の声好き?気持ち良い?」
「ちがっ……」
「恥ずかしくないよ。素直になって。ほら」
「あん、う………」
「どんどん濡れてきた。いいよ、今日はたくさん甘やかしてあげる。誕生日だもの。百合の好きなこと全部してあげる」
「ひ、あっ……!?」
返事を聞かないままショーツをずり下ろす。
ようやく直に触れられたそこは、待っていたと言わんばかりに僕の指を歓迎してくれた。
「聞こえる?ぐじゅぐじゅ音してる」
「あ、あ、ひぅっ、きこ、えてる……!」
「柔らかいね。期待してた?……はは、もう指が二本も入っちゃった」
「ひぁぁ!!あ、ん、ふぁっ……んんっ」
ぽたぽた、と僕の指を伝って愛液が滴り落ちる。
「かわいい。たくさん濡らせていい子」
「〜〜〜〜〜っ!!」
僕の指が入ったままの膣がキュゥゥと甘く締まる。
「いい子って言われるの好き?それともかわいいの方?」
「あ、あ、ぁ、んっ、あぁっ……!」
「答えて」
「ひぁっ!ど、どっち、も……」
彼女は首も耳も顔も赤くしている。
「僕に何をされても、何を言われても気持ち良いのがバレちゃったね……本当に、かわいい」
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