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12色のアイ

第23章 今日の夕食は焼いたお餅ですよ


壮五side

「ほんと……?」
「勿論です」
いくら拭っても止まらない涙を拭い続けながら言う。
「確かに最初は貴女のことは好きではありませんでしたが…それはもう過去の話です」
彼女の顔中にキスを落とす。
「貴女の鈴の音のような声、柔らかな美しい髪、白く滑らかな肌、僕を映す瞳…僕を想って零すこの真珠のような涙でさえ愛おしい」
「い、とお、しい…?ほんとの、ほんと…?」
「本当の本当です。貴女の全てが愛おしくて、貴女の全てが欲しくなる」
彼女の左手を取り、薬指に唇を近づける。
僕のお姫様が僕が原因で苦しんでいるなら、その苦しみを取り除けるのは僕だけ。
「貴女の人生の伴侶に選ばれたこと、心から嬉しく思います」
僕を愛し、僕で苦しみ、僕に救われ、また僕を愛す。
…ああ、本当に幸せだ。
チラリと彼女を見ると頬を赤くして照れている。
可愛いなぁ。
堪らず、思いっきり抱きしめ耳元で囁く。
「…抱いてもいいですか?」
こくこく、と何回も彼女が頷く。
ふふ、耳まで赤くしちゃって。
彼女の身体に回していた腕をほどき、ゆっくりとベッドに押し倒した。


「ん、あぁ…っ、そ、ごさ、そう、ご、さぁん…!」
「…ん、ふ…どうかしました?」
「やあぁっ!そこで、しゃべらな、でぇ…!」
「ふふ、話しかけたのは貴女の方なのに…」
「ああぁ…!」
彼女の蜜壺から溢れる蜜を啜る。
親指でクリトリスを弄りながら中に舌を差し込むと、彼女は酷く感じるようでずっとしていたくなってしまう。
ぢゅ、ぢゅる、じゅるり
わざといやらしい音を立てると彼女の腰が跳ねる。
感じていることが恥ずかしいのか、恥ずかしいから感じているのか…。
まぁ、どちらでもいい。
愛しい女性が自分で感じてくれているという事実が重要だ。
「あ、ひうっ…!ああ、んあぁ!も、いい、いいから、ね、ひっ…はや、はやくぅ…!」
「んー…もう少し、ね。久しぶりだから、しっかり慣らさないと…ん…」
「うそ、や、ぁ、あぅぅ!」
嘘だけどね。
慣らさないといけないのは本当だけど、もう十分広がったし柔らかくなった。
これは僕の愛を疑った罰。
不安で泣くような事が無くなるくらいの愛をあげる。
舌を抜き、指を二本挿れバラバラに動かす。
じゅぅぅ、とクリトリスを吸うと、もう何回目かも分からない絶頂が彼女を襲った。
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