第21章 酒は飲んでも呑まれるな

龍之介side

ベッドの端に座って喘ぐ彼女を眺める。
「ひぐっ、あﾞ、んああﾞぁﾞぁﾞ！！ぅ、ひうぅ！」
Gスポットとクリトリスの両方を刺激するディルド。
試しに買ってみたけど中々良いみたいだな。
ローターよりも感じてる。
「可愛い。可愛いね。どこもかしこもビクビクしてる。はは、このシーツはもう使い物にならないね」
イきすぎて声が聞こえていないのか、トんでいるのか、ひたすら喘いでいる。
ズキズキと股間が痛む。
彼女の痴態を見ているだけでイきそうな程そこが張り詰めている。
うーん、どうしようか。
そろそろ挿れてもいいかな。
でもな……あの男の彼女を見るいやらしい目を思い出すと、治った怒りがまた湧いてくる。
よし、挿れてすぐイくのもかっこ悪いから一回抜くかな。
「百合さん、聞こえてる？」
「ぅあっ、あ、あﾞぁﾞ！」
「俺トイレ行ってくるから、待っててね」
「えﾞぁ！？や、おいてかな、で」
「じゃあね」
寝室のドアを閉めてトイレに向かう。
俺の精液は一滴残らず彼女に注ぎたいけど、それはご褒美になってしまうから、今は我慢。
帰った時は今よりもずっと中の具合が良くなっているだろうから、楽しみだな。

「ただいま。どう…って、すごいな」
部屋に充満する女の人のいやらしい香りに頭がくらくらする。
彼女は打ち上げられた魚みたいにビクビクと身体が跳ねていて、力が入らないのか脚も閉じれていなかった。
全身がピンク色に染まって、口は半開きのまま母音だけを発している。
秘部からは愛液が止めどなく溢れ、お漏らししたみたいにシーツが汚れている。
…もういいかな。
彼女の股に手を伸ばし、愛液に塗れた玩具を抜き取る。
目隠しも取り、手を解放する。
自分も裸になり彼女の胸の上に跨り、腰を突き出す。
「欲しいなら舐めてねだって。上手くできたらあげようね」
優しくそう言うと、意識が朦朧としているはずの彼女が必死に俺のを舐める。
竿を握っている手に力なんて入っていないに等しいし、吸う力も弱い。
でも、そんな状態でも俺に奉仕しようとしているという事実が、とろけた彼女の顔が腰にクる。
「ぅ、あ、いいよ、あげるね…くぅっ」
いつもより興奮しているのか、一回出したとは思えない量の精液を彼女の口に注いでしまった。