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12色のアイ

第21章 酒は飲んでも呑まれるな


暗い。怖い。
「りゅ、のすけ、やだ…やめて…」
「だめ」
あれから龍之介に担がれ、ベッドに乱暴に投げられた。
お酒が入っているせいもあってあれよあれよという間に服を脱がされ、目隠しをされ、頭上で両手首を縛られた。
縛るものなんていつの間に用意したんだ。
「ね、龍之介、もうしないから。ね?」
ここはもう素直に謝ろう。
機嫌をよくしないと何をされるかたまったもんじゃない。
龍之介は基本的に優しいけど、酷い遅漏で絶倫だ。
甘えた声でもう一回とねだってくるからついつい了承して、気付いたら意識を失っている事が多々ある。
なんとか許してもらおう、という私の願いも虚しく、鈍い機械音が聞こえた。
冷や汗が流れる。
嫌な予感に身体が強張った。
「音で分かるかな。これ、前使った時すごい善がってたよね。何回もイって、ドロドロになって…可愛かったなぁ」
「りゅ、龍之介、お願いっ…それだけはやめて…」
「お仕置きって言ったよね。…ああ、そういえば新しいのも買ったんだ。そっちも試そうね」
「ひ、いや、まっ、ぅあああぁぁ!」
小刻みに振動するピンクローターが中に侵入する。
小さいから濡れてなくても痛くないけど、これはまずい。
気持ち良すぎる。
前使った時もイくのが止められなくて、ずっと身体が痙攣していた。
「ぅ、あ゙、も、しない、ああ゙!ゆるひて…!ひああぁぁ!!」
「もうドロドロだ。もっと気持ち良くなろうね」
「な、にっ、ひうっ、ああぁ!!」
胸の先端にもローターが付けられる。
身体を揺すっても落ちないからテープで留められているのかもしれない。
中の刺激で硬くなった乳首にそれはもはや拷問だ。
口から涎を垂らし、脚をバタつかせ、もがきながら喘ぐしかない。
「良さそうだね。でもそろそろ物足りなくなってくるんじゃない?」
「ゔぁ!?」
ちゅぽん、と中からローターが引き抜かれる。
「大きめのに挑戦してみようか」
ピタリと当てられたのはローターよりも大きい何か。
「む゙り、だめ、こわれちゃ」
私の言葉を無視してずぬぬ、とひだを掻き分けて押し入れてくる。
挿入が止まると、玩具の先端がGスポットに当たっていることに気付いた。
どういう形をしているのかクリトリスにも当たっている。
このままスイッチを入れられでもしたらGスポットとクリトリスの両方を刺激されてしまう。
カチ。
聞きたくもない音が聞こえた。
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