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12色のアイ

第20章 目は口ほどに物を言う


「ひんっ、あ、胸、だめぇ…」
「どうしてですか。こんなに気持ち良さそうなのに」
「あ、んっ!」
シャツのボタンを外されて、ブラジャーも外されて、胸を揉まれてる。
一織のマイクを持つ手が、シャーペンを持つ手が、私の胸を触っていると思うとなんとも言えない気持ちになる。
「ひ、ぅ…あ、あぁ…!」
「感度が良いようで嬉しいです」
「ま、まって、いお、んぁっ!」
赤い一織の舌が胸の先端に触れた。
声が止まらない。
舐めて、食まれて、捏ねられるの全部が気持ち良い。
「可愛いな……」
可愛い?私が?
胸への愛撫と可愛い発言で頭が一杯になって、一織の手が下に伸びているのに気付かなかった。
……クチュリ。いやらしい音がした。
「あまり濡れてませんね」
「い、いおり、ぐりぐり、だめ…」
「たくさん気持ち良くなって、たくさん濡らしましょうね」
「ひ…ぁ、パンツ、ぬがしちゃや…」
「全部、受け止めてあげますから。全部、曝け出してくださいね」
「い、や……あぁ!」
一織の顔が私の股に埋まる。
ぬるぬるした舌が私の一番大事で一番恥ずかしい所を舐めている。
「ふ、あ、ひぁっ、ああ…!ひうぅ!」
気持ちが良い。ひたすら気持ち良い。
恥ずかしいのに気持ち良くて涙が溢れる。
「よく濡れてきました…可愛いですね。ほら、あなたがよがっているのは陰核、クリトリスですよ」
ふっ、と息が吹きかけられる。
それだけで感じてしまって、愛液が溢れる。
「指、挿れますから力を抜いてくださいね」
「ぅ、あ、んん…」
苦しい。けど、今までの快楽から少し逃れられたようで少し安心した。
「…何呆けてるんですか」
「え、ぁ、ぅああぁ!」
舌でクリトリスを、指で膣内を虐められる。
ビクビクと腰が揺れる。
声が止まらない。
快楽の波が襲ってきて苦しい。
「いお、り、なんか来るぅ…!」
「いいですよ。ほら、イって」
「ぅ、ひゃあぁっ!!」
足先から頭のてっぺんまでを雷に打たれたかのような快楽が駆け回る。
もう何がなんだか分からなくて、母音しか発せない。
そんな私を一織は恍惚な笑みを浮かべて見ていた。
「すっかり中でも感じられるようになりましたね。ドロドロですし…いい子ですからまた力を抜いてくださいね」
ピタリと私の秘部に何か触れる。
熱くて、硬くて、大きい何か…。
「ま、まっ、ああぁ…」
止めはしたけど、今の一織が聞くはずもなかった。
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