第5章 ORGINAL COLOR⑤
生まれて初めて彼氏ができた
毎朝目覚めるたびに不思議な気持ちになる
いつも背中を追い続けていた彼がわたしの彼氏だなんて、、、。
いまでも信じられなくて、
嬉しくて幸せで、
それと同じくらい怖かった。
こんなに幸せで、このあとすごい不幸なことが起こるのではないか、、、。
ほんとは嘘で、堂本くんはわたしのことなんて好きじゃないんじゃないか、、、。
幸福感と不安感の波が順番に押し寄せては、わたしを惑わせた
わたしは今日も目覚める
朝日が部屋の中にキラキラ入り込み、わたしを祝福してくれているようだ
彼の笑顔を思い浮かべ、飛び上がるほどの喜びに満ち溢れる