第7章 阿伏兎(調教)
ー地下牢にてー
サナは約1週間前から神威に犯され続け、抵抗する体力すら無い状態で拘束されていた。あとどれくらいすればこの地獄から解放はされるだろうか…そもそも、解放される日など来るのだろうか…。
不意に地下牢の外から音がした。段々とこちらに近付いてくる。神威だろうか。否、神威よりも重い足音…。
キィ…
牢の鍵が開き、誰かが入ってくる。
「…団長が気に入った女っつーからどんな奴かと思えば…」
ズイッと顔を近づける。
「良い目ェした女じゃねぇか。これで強ェときちゃあ団長が気に入るのも無理ねェなァ。」
この男の顔は資料で見た事がある。確か…
「春雨…第七師団副団長…阿伏兎…。」
「?!地球人に知って貰えているたぁ俺も有名人になったモンだな。」
「何の用だ…。解放する気にでも…なったか?」
「んな訳ねーだろ。団長からの命でな。団長が地球に行く1週間、俺が代わりを務めることになった。」
「…無駄な事を…。」
「さぁて、その抵抗がどれだけ持つか…見ものだな。」