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淫らに揺れるひと時の夢

第6章 柳生九兵衛 (男体化)







「きゅっ…九ちゃん…?!」



「あぁ…。いや、今は九兵衛じゃない。九兵衛に1本棒が足された…十兵衛と呼んでくれ…。ん?サナちゃんは男体化してないんだな?良かった…。」



「うん…。私は江戸の外にいたから…。九…じゃなかった。十ちゃん。江戸は今、何が起こってるの…?」



「分からない…。でも、もう少ししたら幕府から情報が入る筈。だから、それまで屋敷の部屋で待っていて貰えるか?」



「…分かった。待ってるね。」




サナは屋敷の一室に通された。サナなりに原因を考えながら九兵衛改め十兵衛を待った。




ー10分後ー


ガララッ…




「あっ、十ちゃん!どうだった?原因、分かった?」




「…あぁ。分かった。戻る方法も分かった…。」



「本当…!良かった…。」




サナは純粋にそう思った。だが、九兵衛の喜ぶどころか暗い態度に違和感を感じていた。




「そう…良かった。良かったんだが…。」



「だが?」



「ハァ…元に戻る方法が問題でな…。1人では確実に出来ない事なんだ。しかも、相手に相当な負荷を強いる…。」


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