第5章 土方十四郎(R指定無し)
「はい!ありがとうこざいます!じゃあ、またお言葉に甘えて…」
「おう!存分に甘えなさい!ほら、お母さんも。遠方からいらっしゃって疲れたでしょう?ゆっくり休んで下さい。」
「えっえぇ。」
それから、私達はゆっくりお風呂に入り、ゆっくり寝た。
翌日、私が起きたのは7時半過ぎだった。服を着替えて、食堂に向かう。隊士の方が、
「今日の朝飯、美味しかったなぁ。サナちゃんが作った料理の味に偉く似ていたが…サナちゃん今日休みだろ?」
「そうだなぁ。サナちゃんの母上じゃないか?」
「そうかも知れねぇな。」
と言う会話が聞こえた。
ガラララッ
食堂の戸を開ける。
「おーう、サナちゃん!おはよう!」
「サナおはよう。母上の飯、スゲェ美味ぇな。」
「近藤さん、十四郎、おはようございます!やっぱりお母さんがご飯作ってくれたんですね!お母さんのご飯、久しぶりだなぁ。」
「あらサナ、おはよう!ご飯食べるでしょう?はい、これ!」
「おはよう、お母さん!ありがとう!」
渡されたお盆を持って席に着いた。お盆にのっていたのは、私が好きな料理ばかりだった。