第5章 土方十四郎(R指定無し)
「ところで」
「ん?」
「彼氏は出来たの?」
思わずニヤついてしまった。
「フフフッ…それがね…出来たのよ〜❤︎」
「本当⁈どんな人⁈」
「えっとね〜優しくて、カッコよくて、一途な人かなぁ。」
「仕事はちゃんとした人なの?」
「真選組の副長さん。」
「…まぁ…!凄いわね…!お母さん驚いちゃった!でも、流石お母さんの自慢の娘だわ。」
「フフッそうね。」
「まぁ1ヶ月後位にそっち行くから、その時詳しく聞かせて頂戴ね!」
「わかった!局長さんに伝えておくね!」
「お願いね。それじゃ、仕事頑張るのよ!」
「わかってるって!じゃあねー!」
ガチャッ…
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「サナちゃーん!」
近藤さんの声だ。回想から無理矢理現実に戻される。
「お母さん、いらっしゃったよーー‼︎」
「はーい!今行きます‼︎」
タッタッタッ…
小走りで屯所の門へ向かう。
隊士の方が、
「流石サナちゃんの母上だな。スゲェ綺麗な人だぜ。」
とおっしゃっていたのが聞こえた。凄く嬉しかった。