第1章 いざ!出陣! 【1】
『(えっ!誰!?コワイです!どーして
私の名前を知っているの!?)』
余りの怖さに声が出ない…変わりに体が
カタカタと震え出す
玄関に立っているのは、黒いスーツに
サングラスを掛けた男性二人
男2「おっ!もう準備出来てたんだな!」
『(はい?準備出来てる?この人は、
何を言ってるの?)』
男2「んじゃ!行くか!」
そして、行くか!と言った男が私に近づき腕を掴もうとしてきた
『(いやっ!来ないで!)』
その時だった
ゴスッ!っと鈍い音が聞こえた
男2「うっ!」
男1「女性に突然触れるなんて失礼ですよ。
貴方は少し静かにしていて下さい」
後ろ頭を押さえてしゃがみこんでしまった
男に、もう1人の男が鉄拳制裁したようだ
『…………………』
男1「これは大変失礼しました。私達は、
政府より貴女にお願いがあって参りました。」
『お願い…ですか?』
男1「はい。私達、政府の下で働いて頂きたいのです。」