• テキストサイズ

いざ!出陣! ~刀剣乱舞~

第1章 いざ!出陣! 【1】




家の中に戻った私は、テーブルに置いた
黒い封筒とにらめっこ…

余りの怖さに中を確認出来ずにいた
封筒に手を伸ばすが触れる直前で引っ込める
そんな事を繰り返し、一時間が経っていた



『(もー!私の意気地無しっ!)』



そんな事を思いながら頭を抱えていたら



『(おっ!閃いた!よしっ!逃げよう!
何から?何から逃げるの?分からないけど、
とりあえずここに居たら危ない気がする!)』



急いでリュックを引っ張り出し必要な物を
詰めていく



『(あっ!お菓子を持って行こう!
飴とチョコレート、ちょっとした遠足気分になってきた!ご飯が少し残ってたから
おにぎりにして持って行こう!)』



台所に行き簡単なおにぎりを作りラップで
包んでリュックに入れる
リュックの中を見て、はっと気付く



『(着替えが!服が!服が1枚も入ってない!
ちょっとした遠足気分なんて考えてる場合
じゃなかった!)』



またもや急いで、次はキャリーバッグを
引っ張り出し手当たり次第に服を詰め込む
キャリーバッグに服を詰め終ると、一応、
戸締まりしとこうと、家中を一回り。



『(戸締まりよーしっ!………しばらくはこの家に帰ってこれないかもしれないな…)』



一筋の涙が頬を伝う…
リュックを抱えて家の鍵を持ち、ふと目に
入った黒い封筒…



『(どこか落ち着いた所で封筒の中身を
確認しよう…)』



家の鍵と一緒に封筒を握り締め、
キャリーバッグを引っ張り玄関にたどり着くと
そこには!



?「こんばんは。日向 和さん。」



/ 485ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp