第24章 いざ!出陣!【24】
私は着替えを持って脱衣場前に着くと突然扉を開けて乱ちゃんがキャー何て事にならないようにとノックした
コンコン
『開けるよー?良い?』
鯰尾「どうぞー」
『ん?鯰尾君の声?聞き間違い?誰?』
今の声は誰?鯰尾君の声に聞こえたけど…
ここには天使しかいないと思っている私は声の正体が本気でわからず、脱衣場の扉を恐る恐る開けた
だけど少しの隙間を開けた途端に脱衣場の扉がガラッと開いた
鯰尾「何してるんですか?早く入りましょうよ!」
すでに準備万端、腰にタオルを巻いただけの鯰尾君が姿を現した
その奥には骨喰君、物吉君、にっかりさんが見えた
『ゎあ!やっぱり鯰尾君の声だった。短刀ちゃん達しかいないかと思ってたから誰だろうと思って入ろうかどうしようか迷ったよ』
鯰尾「そうだったんですね!」
鯰尾君に手を引かれ中に入ると脱衣場の全貌が明らかとなる
『っ!?』
脱衣場の奥の方、死角になっていた所には鯰尾君達よりも更に大きな人影が…
とりあえず見なかったふりをしよう…
『何がどうなったらこうなるのかな?』
私は小声でブツブツ言っていると、にっかりさんが準備万端の姿で近付いてきた
にっかり「料理人の彼らには先に風呂を済ませた方が良いよって僕が声をかけたんだ」
『そっか…私、そこまで気が回らなかったなぁ~にっかりさん、ありがとね?』
にっかり「どういたしまして」
そう、料理人の彼らとは、光忠、歌仙さん、堀川君、小豆さん、篭手君達なのだが…
まだ他にもいるではないか!料理人達ではない人達が!
獅子王君と獅子王君に声をかけられた五人!これは一体…
これなら皆一緒に入れば良かったかも…何て思う
すでに脱衣場にいる皆は準備万端だ…獅子王君なんてドヤ顔で腰に手をあてている
天使達は…お風呂の方からキャッキャと楽しそうな声が聞こえるよ…私も一緒にキャッキャしたいよ!
だが!その前にこの状況を説明してもらわないとね!