第24章 いざ!出陣!【24】
『あのさ…鯰尾君?』
鯰尾「何ですか?」
何でここにいるのかな?と聞こうと思ったけど…
鯰尾君ってよく見ると目クリンとしてて可愛いかも…
何ですか?と首を傾げた時に揺れたアホ毛もまた可愛いな!
くそっ!
私は、はぁ~とため息をつくと正直に聞いてみた
『私の中では可愛い天使達って蛍君とか短刀ちゃん達の事なんだけど…』
鯰尾「ぁあ!それは俺も可愛いうちに入ると思ったからです!」
『可愛い部類で良いんだ?』
鯰尾「良いですよ?」
『鯰尾君が可愛く思えたら可愛いよ!って所構わず叫んで良い?』
鯰尾「ダメです!」
『なんでよ!?』
鯰尾「俺も男ですから!」
『ズルくない!?』
鯰尾「ズルくないですよ?」
私はまた、はぁ~とため息をつくと、きっと気難しいお年頃なんだ…と思う事にした
『で?骨喰君は?』
骨喰「主は兄弟と一緒に風呂はイヤなのか?」
『そんな事ないけどさぁ~』
骨喰「兄弟が許されるなら俺も許されるはずだ」
『なっ!んぐぐ…何か言い返せないんですけど…』
にっかり「彼ら二人が許されるなら僕と物吉も大丈夫だよねぇ?」
『何でそうなるの!?』
にっかり「僕と物吉も脇差だからね?」
『そうきたか!』
にっかりさんはニコニコと素敵な笑顔を向けていた
『わかりましたよ…脇差の皆さんはご自由にどーぞ…全く…で?獅子王君達はなぜここにいるのかな?』
獅子王「よくぞ聞いてくれました!」
『あっ、やっぱり答えなくていいや。すぐに服着て広間に戻った方が良いよ?』
獅子王「何でだよ!俺の話も聞いてくれよ!?」
『鯰尾君みたいに俺達も可愛いだろ?って言う気?』
獅子王「正解!」
『どこが!?どこから見たってハイスペックのイケメン集団でしょ!?』
獅子王「それもある!」
『認めた…』
獅子王「俺達六人を可愛くしたのは主なのに気付かないなんてなぁ?」
『ぇえ!?私、獅子王君達に可愛いなんて言った事あった!?』
獅子王「気付かないならヒントを出そう!俺の名前呼んでみて」
『獅子王君?』
獅子王「もう1回!」
『獅子王君?』
獅子王「もう1回!」
『獅子王君?』
獅子王「ほら!もうわかっただろ!?」
『いや!わかんないから!』