第24章 いざ!出陣!【24】
茶室の台所に面している襖は開け放たれていて夕飯の支度を始めている天才料理人たちの姿が見える、勿論こっちの話も台所の彼らに丸聞こえだ
小豆「皆お帰り。出陣お疲れ様。これは君達の分のおやつだよ」
そう言って小豆さんがクッキーが沢山乗った大皿を私達の前に置くとそれに続いて堀川君と篭手君が飲み物を、お盆にのせて茶室に入って来た
堀川「皆、お帰り」
篭手「皆さん、お疲れ様です」
『ゎあ、おやつ♪私も食べて良い?』
小豆「もちろん、どうぞ」
堀川「主さん、おやつ食べ過ぎて夕飯食べれないとか言わないでね?」
『大丈夫だよ!夕飯は別腹だから♪』
長曽祢「別腹ってのは甘い物を言うんじゃないのか?」
『まぁそうかもしれないけど!でもさ、ここのご飯、美味しいじゃん?だから、おやつ食べても普通に夕飯食べれる自信あるよ?』
燭台切「嬉しい事言ってくれるね」
歌仙「そうだね、今夜の夕飯は少し豪華にしようか」
燭台切光「良いね、出陣部隊の慰労も兼ねてね」
『ゎあ!浦島君達、今の聞いた!?今日の夕飯少し豪華にしてくれるって!少しとか言いながら、かなり豪華になると思うよ!良かったね!』
蜂須賀「それは楽しみだ」
蛍丸「やったね!」
浦島「早く夕飯時にならないかなぁ~♪」
歌仙「おやおや、主にハードルを上げられてしまったね」
燭台切「それなら期待に応えてあげないとね」
『ありがとね♪歌仙さん今日も雅だよ!光忠、今日も格好いいよ!』
燭台切「ははは♪ありがとう、主はおだてるのが上手だね」
歌仙「そうだね、でも悪い気はしないよ」
歌仙さんと光忠はとても嬉しそうだ
『あっ!そうだ、明石さんちょっと頭上げて?』
明石「イヤです」
『大丈夫、すぐ戻るから、ね?』
すると明石さんはもそりと起き上がった
それを見て私は立ちあがり台所へ行くと
『歌仙さん紙とペンあったら貸して』
歌仙「何に使うんだい?」
『出陣報告メモして明日パソコンと戦う!』
歌仙「パソコンに勝てそうかい?」
『うっ!…時間かけてゆっくりじわじわと追い詰めてやるもん!』
長曽祢「何の話をしてるんだ?」
今日のパソコン事件を知らない出陣部隊の皆は首をかしげていると小豆さんが私がパソコン苦手だと教えていた