第24章 いざ！出陣！【24】

私は茶室へ駆け込んだ


『明石さんっ！』


すると茶室にはもう出陣部隊の皆が揃っていて


蛍丸「主♪どこ行ってたの？」


『蛍君♪待たせてごめんね！広間でちょっとした報告会してました』


蛍丸「何の報告？」


『山伏さんと亀甲が一緒に筋トレしたらどちらが先にくたばるか？って話でね』


愛染「亀甲だったな！」


蛍丸「あれはどうみても亀甲だね、担がれてお風呂来たしね」


『うん！その勝負を鯰尾君達が気にしてたから、報告してきたの』


蛍丸「ふぅん、山伏その内筋トレだけじゃ物足りなくなって山籠りとかしに行くんじゃない？」


『山籠り!？亀甲道連れにされそうだね…って今、お風呂山伏さんと亀甲二人だけだよね!？亀甲お風呂に沈められてるんじゃない!？大丈夫!？』


浦島「大丈夫だって！亀甲の背中洗ってやるって大きなタワシ持って入って行ったし」


『タワシ!？……イヤ…それはちょっと亀甲喜ぶかもね…ははは』


明石「ところで主はん、自分に何か用ですか？」


『はっ！そうだった！』


私は明石さんの前に正座をすると勢いよく頭を下げた


『明石さん、ごめんなさい！』


明石「はい？何の事です？」


『あ…えっと…その…』


私はゴニョゴニョ言いながら体をお越し下を向く
すると背中にドンッと蛍君が衝撃と共に抱き付いてきた


蛍丸「主？国行に何したの？」


蛍君が抱き付いたまま私の顔を覗き込んでいて丸い目の蛍君の顔が凄く近くにあって可愛いと思った


『あ…あのね、明石さん今日、本当はイヤだったんじゃないかなって…だから、ごめんなさいって』


愛染「なんだそんな事か！」


『えっ!？』


蛍丸「そうだよ主！そんなの気にしなくても大丈夫だよ！」


『ぇえ!？』


蛍丸「国行、本当にイヤだったら俺達がどんなに誘っても一緒に出陣なんかしないはずだから」


明石「蛍～余計な事を…」


『そっか、明石さんありがとう』


明石「別に自分が出来る事をやっただけですけど？まぁこれはこれで疲れたんで」


明石さんはそこまで言うとゴロンと横になり私の膝に頭をのせた
照れ隠しなのかただ甘えたいだけなのかわからないけど明石さんが可愛いく思えた