第24章 いざ!出陣!【24】
そうして、いつもの楽しい朝食が終わる頃、一期さんが口を開いた
一期「主、そろそろ話して頂けませんか?」
『あっ!そうだったね、今回のメンバーに一期さんを選んだのは、私に貴重な経験をさせてくれたからね?』
一期「貴重な経験ですか?それはいったい…はっ!もしや媚薬事件の!?」
『違うわ!やめろ!まぁ、あれも貴重な経験かもしれないけどさぁ~私が言いたいのは、あの日、一期さんを見付けて、偶然だったけど刀から呼び出す事ができたでしょ?あれ以来そんな事してないから貴重な経験させて貰ったと思ってるの』
薬研「なるほどな、媚薬事件は一兄と明石で二度経験してるからな、三度目は俺っちで頼むぜ大将?」
『やめろ!何でそうなる!?』
不動「主、俺は?俺が選ばれた理由は?」
『うん!不動君はね、私の後にここに来てくれたでしょ?私の後輩第1号だから!』
不動「そっか、主ありがとう俺頑張るよ」
長谷部「主…俺達四人はその様な何かがあったでしょうか?」
『あっ、え~っと四人は早い者順です』
薬研「早い者順ってなんだ?」
『私がここで出会った順番で選出しました。門の前で長谷部さんと小狐丸さん。目覚めたら薬研君、そして美味しいご飯と光忠って感じで…』
燭台切「美味しいご飯と僕か、懐かしいね?もしあの時、ご飯持って行ったのが僕じゃなかったら選ばれてなかったって事だね?」
堀川「あ~あ、あの時僕が持って行けば良かったなぁ」
歌仙「堀川、僕も同じ事を思っているよ」
堀川君と歌仙さんが少し離れた所でブツブツ言っていたけど、パンッと手を合わせ
『よしっ!ごちそうさまでした!ここの片付けと食器と全部終ったら支度してくるね?』
小豆「主、片付けは私達に任せて、支度してくると良いよ。行くのが遅くなるといけないからね?」
『良いの?』
篭手切「任せて下さい!」
『ありがとう!それじゃ私、支度してくるね?』
そうして私は広間の隅に追いやられていた政府から支給された服が入っている箱を持上げ広間を出た
部屋に着くと箱をドサッと置き中から巫女服風のやつを取出した
『ぅわあ~裾ヒラヒラ…スースーしそう…服は可愛いけど似合うかは別の話だし…』
服を数分見つめてから決心し着替える事にした