第24章 いざ!出陣!【24】
一期さんは台所に行くと
一期「皆さんおはようございます」
天才料理人達「おはよう!おはようございます!」
歌仙「朝食ならもう少しだから待ってくれるかい?」
一期「私は手伝いに来たので何かやらせて頂きたいのですが」
燭台切「どうしたの?珍しいね、何かあったの?」
一期「はい、主が気になって仕方ないのです」
歌仙「へぇ~ちょっとした問題発言だねぇ?」
小豆「春だね」
篭手切「春ですね」
堀川「小豆さん、篭手切君、そんな呑気な事言ってる場合じゃないかもよ?ねぇ、一期さん詳しく聞かせてくれるよね?」
燭台切「堀川君?その素敵な笑顔で包丁握ってると怖いよ?」
一期「先程、主になぜ今回、私が選ばれたのか聞いたのですが、後で皆が揃ったら話すと言われまして…たいした事じゃないと言ってましたが気になって…ですから早く皆が集まれるよう朝食の手伝いに来たのです」
燭台切「なるほどね、それなら僕もなぜ選ばれたのか気になるよ」
一期「ならば急ぎましょう!私は何をすれば良いですか?」
一方私は広間で小狐丸さんに膝枕をしたまま朝食を待っていた
物吉「主様、これ」
『ん?あっ、物吉君ありがとう』
物吉君はブランケットを持って来ると小狐丸さんにそっとかけてくれた
物吉「小狐丸さん、とても気持ち良さそうに寝てますね」
『うん、畳の上で体、痛くないかな?この後、起こして連れて行っても大丈夫かな?ケガしてないけど手入れしたら寝不足解消しないかな?』
物吉「心配し過ぎですよ。小狐丸さんなら大丈夫です」
『それなら良いんだけど…一応手入れしてみる』
そうして小狐丸さんの頭を撫でながら治れと念じてみると
小狐丸「ん…むにゃむにゃ…すぅすぅ」
『おっ?何か反応したね?』
物吉「しましたね、あはは。小狐丸さん桜、降らせてますね」
『寝ながらでも桜って降るんだ…でも寝不足には効かなかったね』
物吉「そのようですね、でも寝ながらでも嬉しくなったのはこれで分かりましたね」
『そうだね、寝てる小狐丸さんで実験しちゃった…起きたら謝ろう』
堀川「皆ー!朝食出来たから取りに来て」
『あっ!私、小狐丸さん…』
物吉「僕が持って来るので待ってて下さい!」
『ありがとう!』