第22章 いざ!出陣!【22】
鶴丸「おい!今日のそれは俺の役目だろう?」
『んぁ~鶴丸も一緒に…今、布団敷くから待っててね』
私はヨロヨロと立上り押し入れから布団を取り出そうとするが、何を思ったのか、山積みになっている布団の一番下の布団を引き抜こうとして崩れ落ちてきた
そうして布団の下敷きになった私は
『んー!んー!』
鶴丸「ぉおい!何をしてるんだ!?」
太鼓鐘「主!?」
四人は私に駆け寄り下敷きになった私を助け出してくれた
『………うぅ……皆ありがとう………貞ちゃぁーーん!』
貞ちゃんに抱き付くと、よしよしと背中を撫でてくれた
太鼓鐘「主、災難だったな?」
『うん、前に枕に埋もれた事があってそれ思い出した…寝具って怖いね?』
大倶利伽羅「使い方を間違えてるからだろ?」
『はい、ごめんなさい…布団敷く』
燭台切「主は座ってて、僕が敷いてあげるから」
『ありがとう、四枚敷いて?』
燭台切「四枚?」
『うん、今日は皆ここでお泊まりよろしく』
燭台切「何で四枚?」
『私、貞ちゃんとくっついて寝るから』
鶴丸「ぅおい!だからそれは俺の役目だろう?」
『私はもう寝ました』
横になり寝たふりをすると
鶴丸「都合が悪くなると寝たふりなんてずるいんじゃないか!?」
燭台切「はははっ!鶴さん、主の隣に布団敷いてあげるからそこで我慢してね?」
そうして布団を敷いて貰うと潜りこみ皆で眠った
燭台切・伽羅・太鼓鐘「スゥ………スゥ……」
三人の寝息が聞こえると隣の布団で寝てる鶴丸へ声をかけてみる
『鶴丸?まだ起きてる?』
鶴丸「あぁ、どうした?寝れないのか?」
『うん…鶴丸の方に行っても良い?』
鶴丸「あぁ、もちろんさ、本当は俺が主の布団に潜り込もうと思ってたんだが」
私はふふっと笑うと転がって行き鶴丸の胸にすり寄った
また鶴丸も私を優しく抱き締めてくれた
鶴丸「いったいどうしたんだ?さっきまで俺と寝たくなさそうだったのに…このツンデレは」
『う~んなんだろうね?わかんないけど鶴丸に甘えたくなっちゃった』
少し恥ずかしくて鶴丸の胸でモゴモゴと言うと
鶴丸「はぁ~君は本当にズルいな、自分から来たんだ朝までここに居てくれよ?」
『うん、鶴丸もだよ?』
鶴丸「っ!?」