第22章 いざ!出陣!【22】
それから私は皆で夕飯を済ませ、天使達とお風呂も済ませると一度広間へ戻った
『お風呂空いたよ~ってあれ?皆、何見てるの?』
それを覗き込むと私が猛勉強していた冊子を見ていた
同田貫「細かく載ってて分かりやすいな」
そんな同田貫さんの声が聞こえて彼に近付くと出陣の冊子を見ていた
『同田貫さん、他にも何か面白そうな事載ってない?』
同田貫「ぁあ?主かもう風呂済ませてきたのか?」
『うん、お風呂空いたからどうぞ?』
同田貫「おう、もう少しこれ見てから」
『じゃあ私も一緒に見る』
そして同田貫さんの胡座にちょこんと座ると一緒に冊子を覗き込んだ
同田貫「おい、どこに座ってんだ?」
『いす!』
同田貫「俺は椅子か!?」
私は振り返りへへーんだ!と笑って見せた
同田貫「全く…俺は武器だ椅子になった覚えはないが今は許してやる。それと髪が乾いてないぞ?何でちゃんと乾かしてこない?」
私の首にかけてあったタオルを取ると私の頭にかぶせてワシャワシャと拭き始めた
『わわわっ部屋に戻ったら乾かそうと思ってたもん!』
同田貫「それなら、さっさと部屋に戻って髪乾かせ、風邪ひくぞ?」
『…………………………』
同田貫「ん?どうした?」
『私はもう寝ました』
同田貫さんの胸に背を預けると寝た振りをした
燭台切「はははっ!主、寝ちゃったね?同田貫君、こうなるときっと朝まで起きないから部屋に運んであげてくれないかな?」
同田貫「あぁ、わかった」
同田貫さんは私を抱き上げ広間を出ようとした
『あっ!待って!私の猛勉強道具忘れたー!』
燭台切「はいはい、これは僕が持って行くよ」
光忠が冊子を集めて同田貫さんの後をついてくるのが見えてまた寝た振りをした
同田貫「はははっずいぶんでかい声で寝言言う主だな」