第20章 いざ！出陣！ 【20】

愛染「主に手入れしてもらって何してんだよ！」


乱「女の子に手をあげるなんて最低！」


小夜「僕が主の替わりに復讐してあげる」


怒りに満ち溢れた天使達が大包平さんににじり寄る


大包平「ぁあ！すまない！俺が悪かった！鶯丸！助けてくれ！」


鶯丸「主を泣かせたからな、主の天使達の怒りは俺には止められないな🎵」


大包平「おい！何故そんなに楽しそうに言うんだ！？それに天使達って何だ！？」


博多「俺達の事ばい！」


信濃「蛍丸と短刀全員を主は天使達って呼ぶんだ！」


加州「俺達も息子達💓って呼んで可愛がってくれるし？」


大和守「うん！僕達が力いっぱい抱き付いても怒らないしね？」


御手杵「怒らないしね🎵」


大和守「気持ち悪っ！」


加州「御手杵は無いでしょ？」


御手杵「何だと！？」


大包平「お前らは主に何をしているんだ…？他の奴等は可愛がられてないのか！？」


鶴丸「そんな事あるわけ無いだろう！むしろ俺達が主を可愛がっているからな！」


大包平「はぁ！？」


三日月「そうだな、今夜は主を可愛く啼かせてやるか。はっはっは」


小狐丸「そうですね」


大包平「だから！お前らは主にいったい何をしているんだ！？」


次郎「あんた、さっきからうるさいねぇ！とにかく主に会ったら抱き締めて俺の腕の中で可愛く啼けって耳元で囁いてやれば良いのさ！」


大包平「そんな事していいのか！？」


大般若「まぁ、ここであれこれ聞くより行動に移せば良いさ」


大包平「そうなのか…」


この時広間の皆が妖しく笑った事に大包平さんは気付いていない


一方その頃私は溢れてくる涙をごしごし拭きながら前も見ず走っていた


『あの人コワ過ぎ…』


すると誰かにドンッとぶつかり跳ね返って倒れそうになるが抱き止めてくれた


『ぅわぁ！ごめんなさい！ありがと…う！？え？誰？』


見上げると抱き止めてくれた人もこちらを見下ろしていた


？「ご主人様？」


『はい？』


？「ご主人様！やっぱりご主人様なんだね！自ら僕の胸に飛び込んで来てくれるなんて！しかもちょっと頭突き気味で！最高だよ！ご主人様！！」


力いっぱい抱き締められた


『ぐえっ！』