第20章 いざ！出陣！ 【20】

骨喰「俺が行く」


『えっ？』


振り返ると私の肩を掴んでいたのは骨喰君だった


鯰尾『俺も行きますよ！」


『骨喰君！鯰尾君！よしっ！一緒に行こう！』


私が広間から出ようとすると二人に肩を掴まれた


鯰尾「ここにいてください！」


骨喰「すぐに戻る」


『私も一緒に行く！』


骨喰・鯰尾「ダメだ。ダメです！」


次郎「あんたがいたら邪魔だからおとなしくここに居なさいよ？」


『おぅ…邪魔はしたくない、おとなしく待ってるから早く帰って来てね？』


骨喰・鯰尾「ああ。はい！」


二人は広間を出ると走って庭へ向かった
そんな彼等の後を追って数人が出ていくと、入れ違いに光忠が広間に入って来た


燭台切「何かあったの？随分騒がしいけど」


『光忠ぁー！殺虫剤ない！？』


燭台切「殺虫剤？何するの？」


『スズメバチ退治！』


燭台切「スズメバチ？それは危ないよ、僕が片付けてくるからね？どこにいるの？」


『庭で天使達がもう戦ってるの！思ったより大群で助け呼びに来たら長谷部さんとか助太刀に行ってくれたよ！だから私も！』


燭台切「長谷部君の他にも助太刀に行った人がいるなら大丈夫だよ」


『光忠落着き過ぎ！乱ちゃんとか顔刺されたらどーするの！？凄い腫れるんだよ！？痕が残ったらどーするの！？私が責任取ってお嫁さんにもらうけどね！』


三日月「それなら俺も一発刺されて来よう。そして主に嫁に貰ってもらうか」


小狐丸「それなら私も行きましょう」


『ちょっと！？その二人！おかしいでしょ！？それ！」


三日月「何だ？俺と添い遂げるのがそんなにイヤか？」


小狐丸「ぬしさま、私もイヤなのですね」


『そんな事いってないからね！？刺されたら痛いんだよ！？腫れるんだよ！？痕が残ったらどーするの！？』


三日月「なーに、俺達の傷なら手入れで消える」


小狐丸「それを言ったら嫁に行く道が遠くなりますよ」


『はい、アウトー！嫁の話はなーし！』


三日月「乱も無しか？」


『うっ！乱ちゃんはアリ！』


三日月「何故だ？」


『乱ちゃんは私より可愛いから良いの！可愛いお嫁さん💓萌え～💓』


次郎「あたしはどうだい？」


『うきゃ✨次郎ちゃんは美人のお嫁さん💓色んな人に自慢したいよね！うん！』


薬研「大将いるか？」