第18章 いざ!出陣! 【18】
三日月さんは私を抱えていつもの所へ座ると、天使達が私と三日月さんを囲むように集まってきた
信濃「大将?どうしたの?」
後藤「大丈夫か?」
今剣「これは、あれですね!主様の芋虫病です!」
信濃・後藤「芋虫病!?」
小夜「うん、横に転がって移動する芋虫になるんだ」
信濃・後藤「……………………」
薬研「後藤、信濃ちょっと良いか?」
信濃「うん!なに?」
薬研「ありがとう、ちょっと待っててくれ、不動と浦島と千子、南泉、篭手切、明石もちょっと良いか?」
薬研君は八人を連れて広間から出ていった
一方私は三日月さんの膝の上でふぅ~ふぅ~言っていた
『あっつ~…ふぅ~…』
三日月「主、そんなに熱いなら脱げば良いだろう?」
『うん…そうする…ふぅ~』
私は着ていたジャージのファスナーに手をかけると、ジーっと下げた
それを見ていた大人組が生唾をゴクリと飲んだ
ファスナーを下まで下げると前をはだけさせた
大人組「(ガックシ……)」
鶴丸「主!何で下にTシャツなんか着てるんだ!?見たい物が見れないじゃないか!そんなのいらないだろう!?」
『いるよ!ばか!……』
鶴丸「ばっ!ばか!?」
五虎退「あっ!主様、ここで芋虫になったら危ないです!」
厚「何でだ?」
五虎退「転がってテーブルの足に頭ぶつけて怪我するかもしれません!」
三日月「うむ、そうだな、主どうする?」
『部屋に…運んでもらっても…いい……?ハァ~…』
三日月「あい、わかった」
長谷部「俺も行く!」
小狐丸「私も行きます」
一期「三日月殿!私も!」
三日月「うむ」
そうして四人は広間を出ていった
途中薬研君達と遭遇すると
一期「薬研、何をしていたのですか?」
薬研「あぁ、大将の芋虫病の説明してたんだ」
一期「そうでしたか…」
明石「主はん…すいません…」
『だいじょ…ぶ…ハァ~ハァ~…すぐに…治るよ…明石さん…私のぶん…食べてね』
明石「主はんのぶん?」
薬研「朝食の事だ」
私は薬研君に向かってグー👍してみせた
薬研「ほらな?」
明石「主はん…」