第18章 いざ！出陣！ 【18】

石切丸「キズの具合はどうだい？」


南泉「あぁ！綺麗に治ってる！どこも痛くないな！」


石切丸「呪いの方はどうだい？」


南泉「ニ゛ャ～（う～ん）………ははっ！これはまだ時間がかかりそうだな！」


石切丸「主？ほらね？大丈夫だろう？」


『う、うん、よくわかんないけど、わかった』


そして、石切丸さんの抱っこからおりると、さっきからボーッとしている膝丸さんが気になり近寄ると、膝丸さんの手を握った


膝丸「主？どうした？」


『膝丸さん、何か寂しそうだったから？大丈夫？今日、一緒に寝てあげようか？頭ナデナデしながら添い寝してあげるよ？」


膝丸「断る！」


『なんだと！？』


膝丸「主はポップコーンだからな、寝相も悪そうだ」


『そんな事ないもん！じゃあ兄者だったらおとなしく頭ナデナデしてもらいながら寝るんだね！？』


膝丸「そんな事するか！」


『明日、光忠と万屋行ってくるから兄者買ってきてあげるよ！ふんっ！』


膝丸「売ってる訳ないだろう！」


『売ってなかったらどっかで拾ってくるもん！』


膝丸「そこら辺の石みたいに言うな！兄者はそう簡単にはみつからないんだ…」


『うぅ～…絶対いつか必ず私が兄者連れてくるからね！？もし、明日、連れて帰ってきたら兄者に頭ナデナデしてもらってる所、見せてもらうからね？』


膝丸「はははっ、連れて帰ってきたらな」


太郎「主、私もナデナデして下さい」


太郎さんが後ろから抱き付いた


『うん！良いよ！どれどれ？』


太郎さんの方に向こうとすると太郎さんが更にきつく抱き締めて来た


『太郎さん？ナデナデしてあげるから少し腕緩めて？』


太郎「主、下の方をナデナデして下さい、大きいので両手で優しくお願いします」


『なっ！？やめろー！』


太郎さんの腕の中で暴れ抜け出すと、南泉君の後ろに隠れた


南泉「なんだ！？なんだ！？」


『南泉君！威嚇シャー撃！行けー！』


南泉「おい！無茶言うな！」