第17章 いざ!出陣! 【17】
私はポンチョを抱えて戻って来ると
『ただいまー!広君!ポンチョ持ってきたよ!ほら、これ!』
広君にポンチョを広げて見せた
山姥切「俺にこれを着ろと?」
『私の洗濯まだ終らないし、人前でその布取るのイヤなら代わりにと思ったんだけど…はい、ごめんなさい』
山姥切「………はぁ~」
『うぅぅ~ごめんなさい…』
山姥切「借りるぞ」
『へっ!?』
すると広君は私からポンチョを取り上げ、自分の被っていた布を洗濯機に入れピッとスイッチを入れるとヒヨコポンチョを着てくれた
『ぉお!広君!?着てくれた!?』
山姥切「これ、布より良いな、暫く借りるぞ」
『うん!気に入った?あげるよ?』
山姥切「あんた服少ないんだろ?貰うわけにはいかない。だから、また貸してくれ」
『うん!わかった、いつでも借りにきてね?』
山姥切「あぁ、ありがとう…(このポンチョ?主の匂いがする…主に抱き締められてるみたいで落ち着くな…)」
すると私の洗濯が終りピーピーと音が鳴った
『よっし!終った🎵』
洗濯物を籠に移しているともう一台の洗濯機もピーピーと終りを告げた
『広君の終るのはやっ!』
山姥切「俺のは、この布1枚だけだからな、これ干して来る、すぐ戻るからここで待っててくれないか?」
『うん、わかった!』
広君は布を持って外に出ると私はまた、せっせと、洗濯物を籠に移した
それが終ると同時に広君も戻って来た
『お帰り!布、どこに干して来たの?』
山姥切「外に。朝には乾くからな、ポンチョも明日、返す」
『そんなに急がなくて良いよ?この際だからポンチョ脱ぐ?』
山姥切「勘弁してくれ、ほら、行くぞ」
広君は私の洗濯物が入った籠を持つと洗濯場を出ていった
『ちょっと広君!?それ私の洗濯物だよ!?』
山姥切「あぁ、部屋まで運ぶ。ポンチョのお礼だ」
『ゎあ✨…っくぅ~~っ!広君!今日も格好いいよ!』
山姥切「あぁ、知ってる」
『なんだとっ!?』
山姥切「ふっ」
『あははっ🎶ありがとね?』
山姥切「あぁ」
そうして私達は部屋につくと
山姥切「あんた、これどこに干すんだ?」
『良い所があるんだよ!こっちだよ!来て!』
私は広君を隠し部屋へ案内した