第17章 いざ!出陣! 【17】
『ん?三日月さん?なに?』
三日月「何をしている?」
『服、着るよ!』
三日月「いらないだろう?」
『なんで!?下着くらい着けたって良いでしょ!?』
三日月「汗かいただろう?夕飯済ませたら直ぐに風呂だ、そのままで良い」
『いやいやいや!おかしいでしょ!?じゃあ私ここでご飯食べる!』
薬研「ダメだ、広間行くぞ」
『なんで!?』
薬研「大将が寝ている間、皆が様子見に来てた、だから顔見せてやれ」
『え~~………はい。』
燭台切「じゃあ皆、広間行こう?夕飯冷めちゃうよ?もう準備してあるからね?」
『もうそんな時間なんだ?光忠呼びに来てくれたんだ?ありがとね?』
燭台切「どういたしまして、主は朝から何も食べてないから沢山食べてね?」
『うん!ありがとう!皆早くいこ!』
そして私は御手杵さんのジャージを持って部屋を出ようとした
長谷部「主?その手に持ったのは?」
『あぁ、これ?御手杵さんから借りたから洗って返そうと思ってね?』
長谷部「これから洗濯ですか?」
『うん!お風呂の後にね!』
そうして皆で広間へと向かった
広間へ行く途中…隣を歩く三日月さんを見上げる
三日月「なんだ?」
『あっ、うん、あのね?今朝、三日月さんの横、通り過ぎたのに、部屋の前でまた三日月さんに遭遇したんだけど…あの時、瞬間移動してきたよね?』
三日月「そうだな」
『あ゛~やっぱり!ちゃんと見とけば良かったぁ~またやって?』
三日月「その時が来たらな」
『え~これは見れないパターンだ…あ~あ………あっ!後ね!?』
三日月「なんだ?まだ何かあるのか?」
『うん!一言お礼を…』
三日月「なんだ?」
『あれから、私が眠るまで、ずっと声かけてくれてたでしょ?ありがとね?三日月さんがずっと話かけてくれてたから正気でいられたって言うか、媚薬に飲み込まれずに済んだんだと思うの』
三日月「媚薬に飲み込まれても良かったんだぞ?」
『でしょうね…言うと思った』
三日月「はっはっはっ!」
そうして私達は広間へ到着した