第17章 いざ!出陣! 【17】
燭台切「僕をそんなに食べたいなら喜んで、むしろ今の主の方が美味しそうに見えるけどね?」
光忠は私を抱き寄せ顎をクイッと持ち上げると至近距離で見つめられた
『っ!!///…なっ!やめろー!』
私は光忠の腕の中で暴れるとそこを抜け出し部屋へ走って逃げた
燭台切「………なんだろう?主、少しかわった?」
三日月「そうだな、恥じらうようになったな」
燭台切「だよね?」
三日月「さっきは一期だけにみせる態度なのかと思ったが、どうやら違うようだな」
燭台切「一期君?主に何したの?」
一期「あ、それは…主殿の手の甲に軽くご挨拶を…」
燭台切「本当にそれだけ?」
一期「はい…」
長谷部「燭台切…怖いぞ」
燭台切「僕は主が大好きだからね?皆もそうでしょ?」
小狐丸「確かにそうですね、それより、ぬしさまが一人で部屋に戻ってしまったので行きましょう」
一方私は
隠し部屋から飛び出してくるとキャリーバッグに駆け寄り着替えを漁るが、ふと手が止まる
『(なんかさ!もう、どうする!?ボディタッチ多いよね!?あ、イヤ…でも、私も小夜ちゃんとか蛍君とかに抱き付くの好きだ…清光と安定が飛び付いて来るのだって嬉しい…皆、ふとした時に頭撫でてくれるのも嬉いな…私…腐ってるのかな!?えっ!?えっ!?うそ!?えっ!?でも!でも!でも!………)……ぅわあー!』
私が叫ぶと同時に隠し部屋から皆が出てきた
薬研「っ!!何だ!?大将!?どうした!?」
『ぅわあー!………あ、薬研君…』
薬研「大将…俺っちの顔見て驚くとか傷付いたな…」
『わわわっ!ごめん!ごめんなさい!薬研君格好いいよ!もう、大好き!』
薬研「あぁ、知ってる」
『なんだと!?』
一期「はははっ!主殿は薬研と仲が良いですな?」
『うん、あ、でも私が世話になってるかも…ちょいちょい助けて貰ったり……もうそれがね!?いちいち薬研君って男前なんだよ!くっそー!』
一期「主殿それは…」
薬研「いち兄、大将のあれは照れ隠しだ」
『それを言うなーー!』
薬研「ほらな?」
私は恥ずかしくなりまたキャリーバッグに向き直ると、服を取り出そうと手を伸ばすと、その手を三日月さんに掴まれた