第17章 いざ!出陣! 【17】
一期「主殿から抱き付いて来てくれるとは、嬉しいですな。では」
すると一期さんは私から数歩離れ刀を引き抜くと私へ向けた
『っ!!』
一期「主殿」
『はいぃぃぃ!』
一期「私はこの身が折れようともその最後の時まで貴女を守り抜く事を誓います」
一期さんは刀を掲げると数回振りチャキンとしまった
『………………………………………………』
一期「主殿?」
『あっ!ああああぁ!あれか!誓いの!?焦った…怖かったわぁ~こちらこそよろしくね?』
薬研「ぷっあははっ🎶今の大将面白かったな!」
『笑い事!?刀向けられるって怖いでしょ!?皆の誓いの時も怖かったんだからね!?』
薬研「新しい仲間が増えればその度に誓いをたてるからビビらないといけないな」
『新しい仲間か…そっか…膝丸さんお兄さんがいるって言ってたな…』
薬研「大将、俺っち達の兄弟で、ここにいないのが後、四人」
『四人!?粟田口って大家族だね?』
長谷部「主、蛍丸と愛染にも明石と言う少しやる気の無い保護者みたいな奴が要るんですが…」
『明石さん?う~んどうしよう…どうしたら良いんだろ…』
長谷部「主、俺が後で色々教えますので、とりあえずここを出ましょう?」
『ヤダ!』
長谷部「ヤダ!?何でですか!?」
私はこの部屋もお風呂も使いたいと駄々をこね、五人は渋々、部屋とお風呂の掃除を手伝ってくれた
『わーい!終わったー!皆ありがとう!』
一期「主殿、本当にこの部屋を使うのですか?」
『うん!この部屋、四畳半位しかないでしょ?私の洗濯物を干すのに使おうかと思ってね?良いでしょ?』
小狐丸「お風呂はどうするのですか?」
『五虎退君の虎さん達洗うのに貸してあげようと思ってね!後は私が皆とお風呂なんて嫌がる人もいるだろうから』
三日月・薬研「そんな奴はいないな」
長谷部・小狐丸・一期「いませんね」
『なっ!…おぅ…(意見が被る時は皆、同じ事思ってるって堀川君?歌仙さん?誰だっけ?言ってたな…)』
燭台切「あっ!皆、いたいた、こんな所に隠し部屋があったんだね?」
『あっ!光忠!……………』
燭台切「主?どうしたの?」
『光忠の顔みたらお腹空いてきた…』