第17章 いざ!出陣! 【17】
薬研「おっ!おい!大将!?」
私は身体の火照りから眠りながらも冷たい所を求め、タオルケットを巻き込み部屋中をゴロゴロと転がっていた
鶴丸「あっ、主…」
大倶利伽羅「寝相悪すぎだろ…」
にっかり「手拭乗せてあげてもこれじゃあね…」
『う~ん………あつい………ハァ~ハァ~………スゥ……』
三・鶴・伽・に・薬「…………………………💧」
燭台切「薬研君いる?ちょっと開けて貰って良いかな?」
薬研「ん?燭台切か?」
薬研君は襖を開けると
燭台切「君達、朝食まだだっただろう?おにぎり作って持ってきたよ」
堀川「お茶も持ってきたよ!」
薬研「おっ!ありがとう!すっかり忘れてたぜ!なんせ大将がな…はぁ~」
燭台切・堀川「どうしたの?」
二人は部屋に入り、おにぎりとお茶を円卓に置くと布団に私がいない事に驚いた
堀川「主さんどこに行ったの!?」
薬研「あそこだ」
薬研君が指差したのは部屋の隅だった
堀川「どうしてあんな所に…布団に寝せてあげなよ?」
にっかり「僕達も何度も布団に戻したんだけどね?」
薬研「大将、身体が火照っていて暑いんだろうな、直ぐにゴロゴロと…」
燭台切「あははっ!今朝、僕が起きた時もあそこにいたよ。暑かったんだね?」
にっかり「ん?燭台切?僕が起きた時もって?もしかして主と一緒に寝たのかい?」
燭台切「うん」
三日月「なんだ?燭台切まで、手が早いな?で?ヤッたのか?」
燭台切「ヤッてないよ」
三・鶴・伽・に・薬「ヤッてない!?」
『う~ん……スゥ……』
三・鶴・伽・に・薬「はっ!」
鶴丸「危ない…主を起こす所だった…はぁ~それより光坊!なぜヤらなかった!?」
燭台切「うん、上手くかわされたって感じかな?」
三日月「うむ、俺も主が眠る前まで誘ってみたんだがな、全てかわされたな」
『う~ん……あつい………ハァ~ハァ~……』
ゴロゴロゴロゴロ
私はゴロゴロと転がって堀川君にぶつかって止まった
すると堀川君は私の顔にかかっている髪を耳にかけてくれると頬をそっと撫でた
『う~ん……スゥ…スゥ……』
堀川君の手も冷たくて気持ち良くスリッとすり寄った
堀川「わぁ✨甘える主さんカワイイね💓」