第17章 いざ!出陣! 【17】
一方広間では皆、一期さんとの再会に喜んでいた
獅子王「今までどこにいたんだ?」
一期「池に沈んでいました」
大般若「うっ!あの池に沈んでたなんて…」
五虎退「あっ!主様が池と、その回りの空気も浄化してくれたので、とても綺麗になりました」
陸奥守「ほぅ、さすが主じゃのう!」
乱「主さん、池からいち兄拾いあげた時…ぷぷっ」
厚「ウナギー!って叫んでたな!」
平野「主様、足にウナギ絡み付いたとか何とかって言ってましたけど…」
前田「いち兄、主様に、何をしたのですか?」
一期「うん、主殿に気付いて欲しくてね、この鞘に付いてる紐で主殿の足を掴んだんだよ」
博多「それを主はウナギと間違えたと?あははっ!」
そうして皆で盛り上がっていると、石切丸さんが広間に入ってきた
乱「あっ!石切丸ー!主さんは!?」
石切丸「……………一期………主、症状がでたよ。今は、部屋で眠っているよ」
長谷部「石切丸!症状とは何だ!?主に何があった!?」
一期「私が話します。主殿はとても温かいですな」
広間組「うん、うん、」
一期「ずっと抱き締めていたくなりますね」
広間組「うん、うん、わかる、わかる」
一期「そうしたら、もっと主殿に触れたくなって口付けてしまいました」
広間組「うん、うん、わか………はあ!?」
大和守「ちょっと一期!主に何してくれてんのさ!?」
加州「俺も主とキスしたいなぁ~」
一期「はい、私達の唾液には媚薬効果があります」
長谷部「一期貴様!主になんて事を!」
鶯丸「症状が出たって事は主は今、媚薬に侵された状態だって事だね?」
膝丸「見てみたいな」
御手杵「今、主の側に誰がいるんだ?」
石切丸「三日月と鶴丸とにっかりと大倶利伽羅と薬研がいるよ」
小狐丸「一期、ぬしさまの媚薬の消し方は?」
一期「一度発散させてあげるか、それが不可能なら、半日もあれば消えます」
宗三「主は今、眠ってるって言ってましたね?目覚めたら媚薬が抜けていればいいのですが」
江雪「そうですね、主の様子を見に行きたいですが、今は、ゆっくり休ませてあげるのが良いでしょう」
小夜「主………」