第5章 Shake it !
【翔side】
「...ねえ、翔さん..こっち向いてよ..」
...もう...腰が痛くて、重くて、
動くのも億劫だよ(-""-;)
ベッドで散々...のに、風呂でも襲いやがって///
「しょうさぁ~ん...」
しょんぼりした潤の声に、俺は少しだけ可哀想になって顔だけ振り向いた。
きりっとした太い眉を下げてさ...
そんな顔しても、絶対に...
「...おいで」
片手を伸ばすと、潤は『待て』を強いられていた子犬みたいに、尻尾を振って飛びついてきた。
会社で後輩にビシバシ指示出したり、時には上のものにも納得いくまで突き詰めていく...
そんな潤の姿から、想像できる~??
こんな可愛くて、甘えん坊なんて...
「翔さ~ん❤温っかい...」
俺の胸に顔を埋め、うっとりした表情で目を閉じる潤は、さっきの彼とは別人みたいだ。
「潤...あのさ、いいんだけど、何で俺が...その~...」
今頃なんだけど、疑問に思ったことを聞いてみた。
「あ~、翔さんが下、ってこと~?」
「え?ああ...まあ..」
すると潤は、当たり前だという様に、
「ニノが翔さんのバージン貰ったって、そう言ってたから...俺も見たかったんだ...」
見たかったって...
「俺に組み敷かれて、イレられちゃったら、翔さん、どんな顔して鳴くのかな?って...」
「...あっそ(-.-)」
もうこれ以上聞くのも恥ずかしいから、その話は止めにしようと思ったのに。
潤は、嬉しそうに俺の顔を見つめて、
「想像以上の可愛さでした!俺が今まで抱いた、どのやつより、翔さんがぶっちぎりで可愛いいっす♪」
...そんなこと言われても...
全然、嬉しくな..
「翔さん!!俺の目に狂いはなかった!翔さんはやっぱり最高の男でした!!」
....こいつって...
屈託のない笑顔で、俺を最高だっていう潤は、
なんだかすごく可愛くて...
抱かれたのは俺の方なのに。
なぜだか、こいつを守りたいな、って、そう思ってしまうんだ。
「翔さん、明日は俺を抱いてください!俺の全部を知って欲しいから...翔さんには」
.....明日も...か..
昼休み、マツキヨでユン〇ルでも買って来よ。
じゃなきゃ、身体が持たないよ~///
「あ...それとも、今から、ヤッちゃいます?」
...悪魔か?