第5章 Shake it !
【潤side】
翔さんの腕の中は広くて温かくて。
俺が抱いているはずなのに、翔さんに抱かれている気分になる。
体全部で、俺を包んでくれてる気がする…。
ほんの1ヶ月前までは、触れることも出来なかったのに。
大好きで堪らなかったけど、肌に触れることはもちろん、近付くことも難しかったのに。
まさかこんな姿まで見せてくれるなんて、あの時の俺には想像も出来なかった。
幸せで、幸せで…
涙が込み上げてきて。
必死に堪えた。
だって恥ずかしいじゃんか。
子どもみたいで。
「潤…もうっ…」
翔さんの中が、ぎゅうぎゅう締まりだして。
限界が近いのを知らせてくる。
「うん…一緒に、ね…?」
キツく抱き合ってた体を離し、足を抱え直すと、ラストスパートをかけた。
「あっ…あぁっ…じゅ、んっ…!」
翔さんも自分のを握り直して、俺の動きに合わせて扱き出す。
その姿が、最高にエロくって…
体中の血液が、一瞬で沸騰した。
それからはもう、無我夢中で翔さんの奥を抉った。
「ああっ…いいっ…んあぁっ…」
部屋中に響く、肌と肌のぶつかる音と。
俺たちの繋がる卑猥な湿った音。
翔さんの艶っぽい、啼き声。
直に感じる、翔さんの熱さ。
全てが俺の脳みそを痺れさせる…
「あ、あ、あっ…イク…イク、イクッ…じゅんっ…!」
翔さんが小さく叫んだ瞬間、ものすごい締め付けがきて。
飛び出したものが翔さんの綺麗な肌に真っ白い華を咲かせた。
「あっ…あぁっ…翔、さんっ…!」
それを見ながら、何度も何度もビクビク痙攣して。
ありったけの欲望を、その愛しい体の奥深くに注ぎ込んだ。
からの。
「うわ…」
「うわってなんだよ!全部、おまえのだろ!」
翔さんは真っ赤になりながら、俺にお尻を突き出す格好で浴室の壁に手をついている。
勢いで中出ししちゃって。
慌てて浴室に引っ張ってって中を掻き出したら、信じらんない量の精子が流れ出てきた。
俺、こんな出たの~?
覚えたての中学生かよ~!!
でもさ…
俺の出したもんが、翔さんの引き締まった太ももを流れ落ちていく。
やべぇ…
すっげ、エロい…
「んんっ…えっ…なにっ…!?」
堪んなくなって。
そのぷりんとしたお尻を両手で掴み、また元気になってきた俺のソイツを押し付けた。
「ちょっ…無理ぃっ…!」