第4章 夢
【和也side】
ヤバイ…
可愛すぎる…
俺の与える刺激に、恥じらいながらもピクピク反応する翔さんがとんでもなく可愛くて。
それでも、怖がらせたくなくて、限界ぎりぎりのところで押し留めていた理性を断ち切ったのは。
「....そうだよ、感じてる...理屈でどう説明しようとしても、もう無理なんだ...」
潤んだ瞳で告げられた、翔さんの言葉だった。
その瞬間、ごちゃごちゃ考えてたこと全部吹っ飛んじゃって。
気が付いたら、俺のマグナムを収める場所を指で撫でてた。
「あ…」
瞬間、拒むように硬く閉ざされた蕾。
「力、抜いて?翔さんが辛いから…」
宥めるように背中を擦りながら囁くと、子どもみたいに縋りついてきて。
俺の肩に顔を埋め、深呼吸を何度も繰り返す。
「入れるね…?」
傷付けないようにボディーソープを手のひらに出し、よく泡立てて。
もう一度蕾の入口をくるくると撫でた。
「ん…」
あり得ないほど、心臓がバクバク言ってる。
もちろん初めてじゃないけど。
やっぱり気持ちが違うとこんなにも違うのか…
大野さんを抱くときは、とにかく早く気持ち良くなりたくて、解すのもそこそこに突っ込んだりして。
後でめっちゃ怒られたりするけど。
そんなこと、絶対出来ない。
大切に、したい…
「…痛かったり嫌だったりしたら、我慢しないでちゃんと言って?」
「…うん…」
顔は見せてくれなかったけど、小さく頷いてくれる。
真っ赤な耳で。
何度も何度も入口を解すようにボディーソープを塗り込めて。
指先を、ぐっと押し込んだ。
「んんっ…!」
瞬間、ビクン、と大きく体が跳ねて。
背中に回ってた指が、痛いくらい肩を掴む。
「だ、大丈夫!?」
びっくりして、焦って訊ねると。
「ん…だい、じょうぶ…」
呟いた言葉とともに吐き出された熱い息が、首筋を擽る。
その熱に、ドキンと心臓が大きく跳ねた。
「じゃあ、もうちょっと奥まで入れるね?」
「ん…」
少しの変化も見逃さないように、すぐ横にある顔を見つめながら、ちょっとずつ指を中へと埋めていく。
翔さんの中は、狭くて熱くて…
その熱さに、神経が焼き切れそう…
「ん…ん、んっ…」
ゆっくり押し広げるようにかき混ぜると。
熱い吐息と。
可愛くて色っぽい声が漏れ出た。