第4章 夢
【翔side】
...だめだ。
俺、頭がおかしいんだ...
そうでなければ、こんなの説明が出来ないよ!
俺、今、ニノに抱いてほしいって思ってる。
見たことのない、男なニノ...
当たり前だけど、知ってたけど。
いつもはどちらかと言えば中性的っていうか、可愛い感じなのにさ...
今、目の前にいるニノは、
雌に種付けしたがっている、雄そのもので。
...つーか、俺、雌じゃねーし////
やっぱりこいつ、魔法使いだ!
俺をこんな気持ちにしたんだから。
情熱的なニノの唇に翻弄されて、
変な声が出ちゃいそうになる俺...
もう、下もちゃんと反応してる...
さっき見た、ニノのは、更に大きく硬くなって、俺の脚に当たってる。
それが何だか恥ずかしくって、腰を引こうとしたら、それに気付いたニノは、わざと俺の尻に手を回し、グッと密着させてきた。
....で、でかい..
あり得ない展開に戸惑っていると、
ニノの指がすっと俺の乳首を摘まんだ。
「..んんっ..」
不意の刺激に、女みたいな甘い声が出ちゃった///
「翔さん、可愛い...もっと聞かせて❤」
「や、やだよ...」
すると彼は、唇を首筋に滑らせ、指先は、さっき反応しちゃった粒を爪弾いた。
「やめっ..ぁっ...」
もうだめだ。
身体中の神経が、その先に集中してるみたいに、何をされても、感じてしまう。
だってさ。
認めたくないけど、悔しいけど、
気持ちいいんだよ。
もっとシテ欲しいって...素直に強張ってしまいそうで...
俺はぎゅっと唇を噛んだ。
ニノの唇と舌先は、的確に俺のイイコトロばかりを這い回り。
気がつけばそのフワフワの髪の中に指を差し込み、もっとして...とばかりに、引き寄せていた。
「あっ!...やっ///」
「そうかな~?こっちはもっとしてよ、って言ってるよ~♪ほら...」
そう言いながら指の腹で撫でられた先からは、透明な汁が溢れているんだ。
「....そうだよ、感じてる...理屈でどう説明しようとしても、もう無理なんだ...」
俺の言葉を聞いたニノは、
「じゃ、いいんですよね?こっちも♪」
そう言って、尻に回していた手をするりとその割れ目に滑らせた。
「あ...」
誰にも触られたことなんかないソコは、
ニノの指に、ピクリとすぼまった。