第3章 Amore
【和也side】
「…ぅぁっ…智、出すよっ…」
潤くんが小さく呻いて。
目の前で揺れてた引き締まった潤くんのお尻がピクピクと震えた。
「んんっ…」
同時に口の中のさとしくんもビクビク震えて。
俺の口の中に青臭い熱い液体が広がる。
「…飲んで」
慌てて口を離して、引き寄せたティッシュの上にその熱を吐き出してると、潤くんはまだ大野さんの口に自分のを突っ込んだまま、低い声で呟いた。
大野さんは涙目で潤くんを見上げながら、ゴクンと音を立てて飲み込んでた。
…やっぱ、鬼だな…
俺とスルときは、あそこまでドSじゃないのに…
でも…
潤くんが離れると、大野さんは放心したようにラグの上に転がる。
小さく震えながら浅い息を吐く姿が、追い詰められた小動物みたいで。
…なんか、虐めたくなるよね♪
「潤くん」
呼ぶと、わかってるよって感じで立ち上がって寝室へと消えていく。
そうしてすぐに戻ってくると、手に持ってたボトルを投げてきた。
「ありがと❤」
直ぐさま中身を手に出し、大野さんの足を大きく開く。
「ちょ、待って…まだ…」
「ダ~メ」
怯えた小動物みたいな目で見上げてくる彼にニコリと微笑んで。
ローションを塗りつけた指を、中に押し込んだ。
「んああっ…!」
大きくしなった体を押さえつけ、押し広げるように中を掻き混ぜる。
「やっ…待ってっ…やだっ…」
「うそ。気持ちいいくせに♪」
指を曲げ、知り尽くしたポイントを擦ってやると。
「やぁぁっ…」
一際甲高い声を上げて、ビクンと痙攣した。
「あれ?もしかしてイッちゃった?」
「…っ…うるせっ…」
「ほんと、エロいよね~、あなた」
更に責め立てようと指を奥へと差し込んだ時。
俺のオレをぎゅっと握られた。
「うあっ…」
驚いて振り向くと、いつの間にか後ろに回った潤くんが、愉しげに笑いながらオレを上下に擦り上げてる。
「な、なにしてんのっ…」
「ニノも気持ちよくしてやるよ♪」
耳元で囁かれて。
思わず身を竦めた瞬間、後ろにヌルリとした感触。
「や、待って!」
「ダ~メ」
声と同時に潤くんの指が入ってきた。
「あんんっ…!」
「あぁっ…!」
反動で俺の指も、大野さんの奥に届いちゃったみたいで。
俺と大野さんの嬌声が、キレイにハモった。