第3章 Amore
【雅紀side】
逸る気持ちを抑えながら、身体の隅から隅まで、丁寧に洗う。翔さんがどこに触れるか分かんないからね~?
いつもの3倍...勿論、後ろもね。
失礼があっちゃいけないからさ!
......よし!そろそろいいかな?
なんて思ったその時。
不意に風呂場のドアが大きく開いた。
「えっ??」
そこには全裸の翔さんが....
う、嘘だろ!?
予想外の展開に固まる俺に、彼は堂々と洗い場に入ってきたかと思うと、
「もう、洗い終わったの?」
と聞いてきた。
「えっ?あ、は、はい...」
椅子に座る俺と、その横に立った翔さん...
幸いなことに、洗い場ってそんなに広くないじゃん?
だから、俺の目の前、数十センチの先に、
日々妄想して止まなかった、翔さんのソレが...
思わずじっと見てしまった俺に、翔さんは気にしてないのか、それとも、かなり自信があるのか...
まあ、俺んのと、そんなに...
「じゃ、変わって。俺も洗うから..」
「あ、はい!すみません...」
俺は急いで湯船に飛び込んだ。
翔さんは俺の存在なんか、全然気にしてませんよっていう様に、頭を洗い出した。
俺は、翔さんが目を閉じて洗っているのを幸いに、無遠慮に彼の身体を観察した。
体毛は少ない...白くて、極めの細かい肌...
着痩せするんだな..上半身の筋肉、凄い...
鍛えてるんだ、きっと...
乳首...小さくて可愛い❤色も薄くて...
んで...脚の間の...今は大人しくしているけど、
使用時って、どのくらいになるのかな~...
もう直ぐ俺、それ見れんのかな~?
「あんまりじろじろ見るなよ..」
目を瞑っていたはずの翔さんが、俺をじろっと睨んでいる。
「あ、すっ、すいません!!」
気が付いたら、身を乗り出して脚の間を覗き込んでいた俺...
ヤバい///怒られちゃった。挽回しなきゃ!
「あの、課長、背中流しましょうか?」
「...いや、いい..」
「そう言わずに。折角だし...」
俺は湯船から出て、手のひらにボディーソープをつけ、そっと背中に触れた。
...やっぱり..見た目通り...滑らかな陶器みたいだ。
俺は手のひらを滑らせて、愛しい人の背中を洗った。勿論、時々、滑った振りして胸の方まで手を伸ばし、可愛い粒にも触れてやった。
そしたら...